今日は外資系コンサルティングファームの代表格であるマッキンゼーについて解説したいと思います。
このブログについて
このブログは当初は一般向けに書いていましたが、今はデジタルスタジオの社内従業員向けです。人が増えたこともあり、ほとんど会社で会わない人や、リモートワークで全く会わなくなってしまった事もあり、社長の考えや思いをブログを通じて発信しようと思っています。デジタルスタジオ以外の方が読んだとしても、常に役に立つことを前提に書いていますので、何らかの参考にはなると思います。
高額な給与が期待できる職種の1つがコンサルティング会社への就職です。なぜ給与が高いのかというと、中小企業や大企業に比べて、圧倒的に利益率が高いからです。高利益ということは、それを元に給与として払える額も大きくなります。
マッキンゼーの給与
出所:外資就活
- 1年目~ 800万~1000万
- 3年目~ 1000万~1500万
- 5年目~ 1500万~2000万
- 10年~ 3000万前後
新卒でもいきなり800万近くの給与ですので、中小企業と比べても2倍以上あるのではないでしょうか。
なぜ、コンサルティング会社は給与が高いのか?
勝間さんも元マッキンゼーの社員でしたので、彼女の動画が最も参考になるのではないかと思います。
給与が高くなる理由ですが、とても単純です。
- 時間当たりの生産性が高い
- 未解決の難題を解決しているから(案件自体に難しいものが多い)
- 発注元はほとんど上場企業
ここで、注目すべきは、案件自体に難しいものが多いという点ではないかと思います。
そもそも、上場企業内にも優秀な人はたくさんいるはずです。彼等も考え抜くことで、相当な議論、思考を重ねてきたにもかかわらず、社内でもこれといった成果が出ないときに、初めて外部のコンサル頭脳を使うことになります。
ですので、コンサル会社に案件として発注している時点で、相当な難易度であることが想定されます。
ちなみに、日本交通の社長である川鍋さんも元マッキンゼー出身で、親のタクシー会社を引き継いでいます。
こちらに記事がありますが、コンサル時代の経験を生かして、タクシー業界の費用対効果を分析するプロジェクトなど、さまざまな難題に当時取り組んだ様子があるようです。
自分のアウトプットを一瞬で否定される
中小企業で働いていると、自分のアウトプットを一瞬で否定されることなどまずありえませんが、マッキンゼーの周辺事情によれば、アウトプットの根拠となるデータや論理が不明確であると、そもそも相手にされないそうです。
つまり、アウトプットをするには、
- その根拠となる業界データを調査する
- データを整理して、傾向をまとめる
- 仮説に対する根拠を調べたデータ等を活用し、スマートに説明する
ということになりますので、こう考えてみると、ほとんどが調査時間になるのではないかと思えます。(調査は今の時代的にはクラウドソーシングとかで外注してもありかも)
中小企業、大企業問わず、ほとんどの会社はマッキンゼーほどの高額なコンサル会社に発注できる予算はないと思われるので、社長自身が問題解決をすることになるってことです。
経営者の能力が会社の能力
社長自身の問題可決能力が低い会社は、よい会社にはなりません。ランチェスター戦略でも言われていますが、社長(経営者)の能力がそのまま経営結果に反映されます。社長がどれだけ経営について研究する時間をとっているかが重要だということです。
今日はここまで。
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