2022年5月12日木曜日

組織の生産性を図る12の質問とは? やる気に満ちた組織を作るには?

ブログ23日目

今日は、組織の生産性のことについて書こうと思います。

このブログについて

このブログは当初は一般向けに書いていましたが、今はデジタルスタジオの社内従業員向けです。人が増えたこともあり、ほとんど会社で会わない人や、リモートワークで全く会わなくなってしまった事もあり、社長の考えや思いをブログを通じて発信しようと思っています。デジタルスタジオ以外の方が読んだとしても、常に役に立つことを前提に書いていますので、何らかの参考にはなると思います。

1990年代にギャラップ社が行った大規模な調査(33ヶ国、190社、28.5万部署、136万人)の社員を対象)がありました。この調査の目的は、「社員がどう感じているときに組織の業績は上がるのか」を明らかにすることが目的で、以下のような質問になります。

青色は、マネージャーやリーダーが理解すべき内容です。

出典:Callup "The Power of Callap's Q12 Employee Engagement Survey"

  1. I know what is expected of me at work.
    私は、仕事で何を期待されているかがわかっている

    →職務内容が自分の仕事(スキル・経験)と一致しているとこに強く同意する従業員は、他の1従業員よりも2.5倍多く従事する可能性がある。

  2. I have the materials and equipment I need to do my work right.
    私は、仕事を正確に進行するために必要な設備や資源を持っている

    →目標達成には、物理的リソースを持っていることが前提。達成不可能と思われる目標や期待をすることは、上司や組織に不満を感じる要因になるから。

  3. At work, I have the opportunity to do what I do best every day.
    私は、仕事をするうえで、自分の最も得意とすることを行う機会が毎日ある

    →スキルと知識を最大限に活用する機会を与えることは、従業員が毎日最善を尽くすようになるから。

  4. In the last seven days, I have received recognition or praise for doing good work.
    最近、1週間でいい仕事をしたことを褒められたり認められたりしている

    →来年に退職すると言う可能性が2倍になるから。

  5. My supervisor, or someone at work, seems to care about me as a person.
    上司または職場の人間の誰かは、自分を一人の人間として気遣ってくれる

    →心理的安全性を提供することは、新しいアイディアや情報を共有し、お互いをサポートする可能性が高くなるから。

  6. There is someone at work who encourages my development.
    仕事上で、自分の成長を励ましてくれる人がいる

    →励ます人がいないと、辞める。退職の本質的理由はこれ。

  7. At work, my opinions seem to count.
    仕事上で、自分の意見が考慮されているように思われる。

    →マネージャーやリーダーはすべてを知っているわけではないから。

  8. The mission or purpose of my company makes me feel my job is important.
    会社の理念や目標は、自分の仕事を重要なもとして感じさせてくれる

    →従業員は自分の仕事が意味のあるものであることを望んでいる。それを知ることは、仕事の活気づけになる。

  9. My associates or fellow employees are committed to doing quality work.
    同僚は、質の高い仕事をすることに精通している

    →チームワークが強くなるから。利益を12%改善し、カスタマーエンゲージメントスコアを7%向上させることができるから。

  10. I have a best friend at work.
    仕事上で、最高の友人と呼べる人がいる

    →業績を上げているチームの従業員の間では独特の社会的傾向がある。
    従業員がチームメンバーとの間に深い関係を持っているとき、彼らはビジネスに利益をもたらす前向きな行動をとるから。(他の方法では考えもしないような、想定外のアイディアも出る可能性がある)


  11. In the last six months, someone at work has talked to me about my progress.
    この半年間の間に、職場の誰かが自分の進歩について話をしてくれた

    →従業員にとって最も重要なことは、自分のしていること、自分の仕事がどのように認識されているか、そして将来どうなるのかを、マネージャー・リーダーが理解していること。

  12. This last year, I have had opportunities at work to learn and grow.
    私はの1年間で、仕事上で学び、成長する機会を持っている

    →学び・成長したいという願望は、人間の基本的なニーズであり、従業員のモチベーションを維持するために必要。人が成長すると、企業は成長し、ビジネスの継続可能性は高まる。従業員が学び・成長していると感じるとき、彼らはより一生懸命に、効率的に働きます。
    彼らが新しいことを学ぶ機会なしに、毎日同じことをしなければならないとき、彼らの仕事は熱狂しないでしょう。


ちなみに、満足している社員の生産性を100とすると、もっと満足度の高い(エンゲージメント)従業員の生産性は2倍以上になるそうです。

今日はここまで。


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