ブログ25日目
今日は、「生産性を上げるポイントは人間関係なのか?」について書こうと思います。
このブログについて
このブログは当初は一般向けに書いていましたが、今はデジタルスタジオの社内従業員向けです。人が増えたこともあり、ほとんど会社で会わない人や、リモートワークで全く会わなくなってしまった事もあり、社長の考えや思いをブログを通じて発信しようと思っています。デジタルスタジオ以外の方が読んだとしても、常に役に立つことを前提に書いていますので、何らかの参考にはなると思います。
ゴールデンウィークに沖縄に行ってきました。といっても、天気はずっと雨で最悪。結局、私はAmazonで大量に買い込んだ本をKindleに詰め込んで、読書三昧でした。下の写真はビーチに行く代わりに行った、沖縄美ら海水族館です。
その中の一冊で、帰りの飛行機に乗る前に空港内の書店で買ったのが「組織心理学見るだけノート」です。空港なのに、ビジネスマンを意識してかこんな本が売っていること自体が、不思議です。
今日はその中から、組織の生産性を上げるカギは 労働条件 VS 人間関係 について説明したいと思います。
結論から言うと、労働条件よりも人間関係を改善する方が効果があることがわかっています。これはホーソン実験と呼ばれる心理学者のホーソンが行った実験により明らかになっています。
ホーソン実験とは4つあります。
1、照明実験
仕事中に、
照明を明るくする → 生産性向上
照明を元に戻す(明るさを下げる) → 生産性は下がらない
2、電器組み立て実験
賃金や休憩時間、飲食物を提供 → 生産性向上
賃金や休憩時間、飲食物提供をやめた → 生産性は下がらない
3、面接実験
従業員の苦情や不満の聞き取りを行った → モチベーションアップ
従業員の苦情や不満の聞き取りを行わない → 変化なし
4、配線作業実験
14人の作業員による組み立て実験をした
上司と部下がフォーマルな関係 → データなし
上司と部下がインフォーマルな関係 → 生産性向上
1から4までの実験結果から、生産性は労働条件よりも人間関係が影響を与えることがわかっています。つまり、自然と人間関係が強化されるような職場づくりが重要だということですね。
人間関係を強化するとは、どういうことでしょうか?
相手とインフォーマルな関係であるということだと思います。
インフォーマルという言葉が4つ目の実験でありましたが、日本語的に言うと、公式でない とか、 形式ばっていない とか、 ラフな感じ という意味です。
つまり、上司と部下 という厳格な上下関係ではなく、 それよりも緩い関係とでも言いましょうか。たぶん、そんな感じだと思います。
人により、インフォーマルのとらえ方はそれぞれだと思います。
私の理解としては、命令する者、命令される者の関係ではないということだと思います。一緒に課題に挑戦したり、一緒に悩んだり、一緒に悲しんだり、こういうインフォーマルな関係になるほど、従業員のパフォーマンスを上げるということですね。
今日はここまで
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