ブログ21日目
今日は、社員の再教育(リカレント教育)のことについて書こうと思います。
このブログについて
このブログは当初は一般向けに書いていましたが、今はデジタルスタジオの社内従業員向けです。人が増えたこともあり、ほとんど会社で会わない人や、リモートワークで全く会わなくなってしまった事もあり、社長の考えや思いをブログを通じて発信しようと思っています。デジタルスタジオ以外の方が読んだとしても、常に役に立つことを前提に書いていますので、何らかの参考にはなると思います。
私たちの受けてきた教育は、詰め込み型教育です。
知識を丸暗記し、暗記した内容を採点します。高得点ほど偏差値が高くなり、偏差値が高いほど高学歴になり、高学歴者は大企業への就職に有利になるという仕組みですね。現実ですが、これが国が設計した教育制度です。私の娘も中学生ですが、おおざっぱにいうと、今でも知識詰込み型教育で、現場では昔も今もあまり変わっていません。
この教育制度は、工業化社会における工場労働者を量産するために設計されています。大量生産時代は、言われたことやマニュアルに沿って業務を正確に行えるかどうかが重要だからです。
知識社会では、詰め込み型教育はスマホやタブレット端末にその役割を代替されます。学校課題にしてもビジネスで使うレポートにしても、コピぺで完結、もっと言えばデータを分析すればレポートすら自動作成できてしまいます。
しかし、スマホやタブレット端末があるのにも関わらず、いまだに詰め込み型教育を教育現場ではおこなっています。
結果、現在の30代から60代の現役世代が受けた教育では、国は成長しませんでした。賃金・GDPもほとんど変わっていません。これは、答えのある欧米の後を追いかけていた時は、良かったのだと思います。
しかし、欧米にも答えがない時に、私たちはどうすべきか?
現に、韓国人に一人当たりGDPや労働生産性では追い抜かれています。
そこで、問題定義です。
問題は自分事にならないと深く考えませんからね。
当社にこの課題を当てはめるとしたら、越境ECというビジネスモデルをどのように創造していくかです。
30年前は越境EC、海外向けにネット通販することなど、だれが想像したでしょうか。
確かにアメリカでは1995年にeBayが創業し、これが海外ネット通販の本家本元だと思います。eBayが世界中に対してネットオークションを提供したことがきっかけで、国をまたいだ国境なきオンライン販売の世界が構築されていきました。
日本で本格的に越境ECが導入され始めたのは、ここ3-4年ぐらいではないでしょうか。
この越境ECという事業モデルは、この先10年で国内での数千億円規模の事業モデルに成長すると思われます。
しかし、何もせずに事業が成長することなどありえません。
そこにはマクドナルド理論なる、仕組みがあってのことです。
成長の仕組み? これという「答え」はありません。自分たちの頭で考えるほかありませんね。
そこで、答えのない課題をクリアするために、30代以上の方に対する再教育を会社では考えています。
答えのない課題をクリアするには、こんな感じではないか?といった「漠然とした仮説」が必要になり、仮説を裏づけするためのデータ解析・市調査をし、その根拠となる数字や傾向を示す必要があります。
そうしたスキルにより、チームに勢いをつけ、明日の未来を作ってける人材が今後はもっと必要になるだろうと考えました。
再教育費用については会社で全額負担しようと思います。詳しくは社内でMTGします。
今日はここまで。
0 件のコメント:
コメントを投稿