2022年4月23日土曜日

Live Commerce開始当初のクレジットカード決済の統合

 ブログ5日目

今日は、Live Commerceについて書こうと思います。

2010年1月12日、私はシンガポールに出張に行きました。当時、Live Commerceのカード決済システムとして、多通貨決済ができるカード決済会社を探していました。PayPalはすでに投稿していたので、クレジットカード決済、しかも多通貨決済できるというのが条件でした。

日本ではまだ多通貨決済ができる決済会社がありませんでした。(今はStripeで落ち着きましたよね)

RBS (Royal Bank of Scotland) 

私が向かったのはRBS (Royal Bank of Scotland) でイギリスを本社とする銀行で、そのアジア統括本部がシンガポールにあり、一人でアポをとって、プレゼン資料を日本から持って体当たりで英語でプレゼンしたのを覚えています。

ダメ元で、プレゼンした結果、契約を提携つするにはリスクを補完できるためのビジネスモデルの提示を求められ、その書類を作るには〇〇コンサルティング会社経由で資料を作ってほしいと言われ、結局コンサル費用を払うお金もなく、この案件は沈没します。

AsiaPay

2011年1月、次に向かったのはAsiaPayで香港を本社とするアジア全体の決済サービスを提供している会社です。この会社と提携する狙いは、中国本土向けの決済サービス(AliPay、銀聯、WeChatPay)を取り扱っていることと、アジアローカル向けの各種決済を取り扱っていることがとても魅力的に映りました。

こちらもアポをとり一人で向いました。結論からすると、この会社とは契約できて、Live Commerceの決済プラグインとしてリリースすることができました。

ただ、簡単に契約ができたわけではありません。最初のアポは幸いにもAsia Payの社長にあうことができました。2回目の出張では技術担当者と社長と会うことができました。3回目のアポはすっぽかされました。契約の締結から決済プラグインの技術要件のすり合わせなど、自分でやっていたのですが、長く取引をするようになるとやっぱりパートナーではあるけれど、彼らが欲しいのは大口セラーであって、私ではないこともよくわかりました。


その後、中国決済は Aurfy と2015年に契約しAsiaPayに加えてライアンナップが増えました。

2000年から2010年ごろはクレジットカード決済業者が乱立していた時期です。GMP系をはじめ、SMBCファイナンスなどの銀行系、Peygentなどの独立系など全部で20~30ぐらいの決済サービスがあったかと思います。

当社は2011年にSMBCファイナンスとも決済プラグインの提携を行っています。今思い出すだけでも、2015年ごろはPaygent、2017年にはStripeも契約をしています。

結局、今残ったのってクレジットカードがStripeとPayPal、中国決済がAurfyで大体落ち着いた感じでしょうかね。まあ、ここまでにこうした様々な会社との活動があったということです。

また、2022年5月からはdlocalとい新興国特化型のローカル決済サービスの開発も開始するので、ペイメント系の主戦場が今度は先進国から新興国にシフトする感じで、私もまた動きます!

今日はここまで。

また明日。

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