今日は、昨日解説したZ世代について越境ECとの親和性についてESW社の資料がありましたので、こちらを日本語で翻訳して解説したいと思います。
このブログについて
このブログは当初は一般向けに書いていましたが、今はデジタルスタジオの社内従業員向けです。人が増えたこともあり、ほとんど会社で会わない人や、リモートワークで全く会わなくなってしまった事もあり、社長の考えや思いをブログを通じて発信しようと思っています。デジタルスタジオ以外の方が読んだとしても、常に役に立つことを前提に書いていますので、何らかの参考にはなると思います。 参考はこちらです。
2020年12月、ESW社は海外消費者の越境ECに関する調査を行いました。 |
国境を越えた買い物を拒むものは何か? 全ての年齢層で「送料」と答えた割合が多くなっています。 |
越境ECサイトで購入する際、最も重要なことは? 「言語対応」が最も重要と答えています。 |
購入の意思決定は何? 全ての年齢層で「顧客満足度」と答えています。 |
希望する支払い方法は? Z世代は後払いやローカルペイメント、ベビブーマー世代はクレジットカードとPayPalが圧倒しています。 |
最もお金を使う世代は? ミレニアル世代となっていますが、今から10年後 2032年は間違いなくZ世代が消費のメインストリームとなります。 |
Z世代はD2Cを好むようです。 ブランドのサイトから直接買い物をする頻度が最も高くなっています。 |
何を買っている? 洋服を除いて、Z世代とミレニアル世代は越境ECの購入割合がベビーブーマー世代の3倍です。 |
25歳〜34歳の消費者は、過去1年間に自国以外で11回以上、ECサイトで買い物をしたことがある最も多いグループです。 |
どこで買い物をしているか? 米国のブランドサイトがもっとも多いそうです。 |
国別の最大の消費年齢層は? ミレニアル世代はほとんどの国で国境を越えて買い物をする越境ECを利用する傾向があり、Z世代はトルコ、メキシコ、チリでは買い物客の25%を占めています。 |
越境ECとZ世代
先日のブログでも書きましたが、越境ECとZ世代は非常に高い親和性があることがわかっています。
この資料をまとめると、
- Z世代とミレニアル世代では、ベビーブーマー世代(1946年から1964年生まれ)に比べて、国境を越えてモノを買う割合が3倍も高い。
- 消費者における越境ECの阻害要因は、高い送料である。
- Z世代は後払いやローカルペイメント(自国特化の支払い方法)を好む。
このデータから見えてくることは、越境ECで特にアパレルや体に身につける商品を売り場合、Z世代の好みをむしろ標準化してサイトを作る必要がありそうです。特に、ローカルペイメントについては必須と言えるかもしれません。当社、Live Commerceでも現在dLocalとKOMOJUの2つを開発中で今夏にはリリースを予定しています。
それと、上記のデータには書いていないのですが、Z世代をマーケティングする上で絶対に避けて通れないのが、パーソナライズ です。
越境EC x Z世代 = パーソナライズ
パーソナライズの意味を説明したいと思います。
参考 WHAT ARE THE TYPES OF ON-SITE PERSONALIZATION FOR SUCCESS IN E-COMMERCE |
越境ECサイトにおけるパーソナライズの目的は、リアルタイムのユーザー固有のコンテンツを提供することにより、関連性を高め、ユーザーを引き付けることです。そうすることで、ユーザーは関連する製品を見つけ、Webサイトでより多くの時間を費やし、より多くの製品を表示し、より多くの購入機会を見つけることができます。
パーソナライズのもう1つの特徴は、Webサイトへのトラフィックを大幅に増やし、最終的にはコンバージョン数を増やすことに直結しています。
どのようにパーソナライズは実現されているのか?
言語処理、機械学習、およびその他のテクノロジーを通じて、製品と顧客の間の類似点を識別できます。主に、サイトをパーソナライズするために分析が行われる2つの側面があります。それは次のとおりです。
1.製品ベース
2.人ベース
詳しくは次回のブログで説明したいと思います。
今、ちょっと思いついたキーワードです。
パーソナライズ無くして、Z世代マーケティングなし!
Z世代無くして、越境ECマーケティングなし!
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