2025/08/17

viagogoでチケット購入した最悪の体験をシェアします

先日、viagogo というサイトでコンサートのチケットを購入したのですが、これが、今までWEBサービスをいろいろ使ってきましたが、最悪の体験だったので、2次被害をうまないためにもに、ここに記録を残しておきます。

結論から言うと、コンサートのわずか3時間前までチケットの予約確認ができませんでした。

viagogo はいかもに、チケットの公式サイトのような体裁をとっているサイトなので、消費者は公式サイトのチケット販売サイトと間違えるのもしょうがないです。

しかし、viagotoのビジネスモデルとしては、こういうことです。

  1. チケット確定保証は一切ない
  2. チケットは通常の価格よりも高く設定されている(後で公式サイトを見て判明した)
  3. チケットを確保できないことを前提に「代替案」が必ずカスタマーサポートから提示される

いかがですか?怖すぎます。

私は、コンサート当日、

朝9時になってサイトにログインしても、いまだ発券されていなかったので、カスタマーサポートにチャットで英語で連絡、激詰めして、今すぐ発券しろとのクレームを入れました。

10時、連絡なし。

11時、再度、カスタマーサポートに英語で激詰め。コンサートが17時からあるので、13時までに発見できなければ全額返金しろとのクレームを入れました。

12時連絡なし。

13時過ぎ、やっとチケットが発券されました。

15時、近くのコンビニでチケットを発券 → 会場入り

17時、なんとかコンサートに間に合った。


つまり、コンサート当日のすべての時間は、viagogoのいわゆる「マーケットプレイス」システムに完全に人質に取られてしまったのです。

これは最悪のユーザー体験でした。viagogo のユーザーレビューはいろいろありますが、あとあとこの会社をChatGPTで調べたところ、各国でユーザーと訴訟になっていますね。

国・地域状況概要
アメリカ(NY)「ベイト&スイッチ」攻撃のクラスアクション進行中
アメリカ(その他)COVID-19返金訴訟、全国訴訟認定を拒否されて進行は限定的
カナダ(ケベック)隠れ手数料問題でクラスアクション認可・和解済み
ニュージーランド法廷で違法認定・上訴中・表示修正など命令
イギリスCMAからの法的命令あり。改善義務あり、継続監視中
オーストラリア虚偽表示などで罰金(AUD 7M)科され確定済み
スイス消費者団体と和解合意


viagogo を使われてしまった方、すぐにチケットが発券できれば良いですが、あくまでもマーケットプレイス、そのチケットを誰かがすでに買っていてリセールをしない限りはあなたの手元にはこないことを認識の上で、、、ということです。

当日になっても、チケットが来ない場合は、1時間毎にチャットにクレームを入れてみてください。

2025/08/12

海外向けアフィリエイト広告 「Discovery Japan Partner」全面リニューアルしました

 自社の越境ECサイトの販促として社内のみで稼働させていたアフィリエイト広告ですが、2024年後半ごろから一部の広告主には提供していたのですが、いかんせん社内だけで運用していたため、UIやら様々な使い勝手が広告主様にとって非常に使い勝手が悪い状態のまま継続して提供しておりました。

このまま古びた管理画面と機能を提供し続けたところで、大きな広告主様との契約は難しい、、、どこかでリニューアルせねば、、、とずっと感じておりました。

そこで、2025年4月ごろに全面リニューアルを決断し、アフィリエイト管理画面と広告主管理画面を全面リニューアルすることにしました。

このブログを書いている本日、リニューアルが完了しましたので、本日からお申し込み開始です。

海外向けアフィリエイト広告 Discovery Japan Partner
https://partner.discovery-japan.me/merchants/

元々は2008年ごろに開発した古いシステム

アフィリエイト広告システムは、遡ることアフィリエイトビジネスがピークを迎えていた2008年ごろに私がシステムを開発したものです。それからは主に自社のEC向けに利用していたのですが、まさか17年後に越境ECのアフィリエイトとして再びデビューすることになるとは思いもよらなかったです。

この度、越境EC事業者様や訪日外国人を対象にサービスを提供する店舗様向けに外国人を集客できるプラットフォームとして、0から作り直し本日完成しました。

リニューアルしたポイントはユーザーインターフェース

2008年ごろと今の時代で、WEBサービスの選ばれる基準といえば、ひろゆきさんも行っている通り会社の大きさや知名度よりも、「サービスの使い勝手のよさ」これに尽きると思います。

アフィリエイト広告を利用する広告主にとって、広告主視点から色々とデザインを作り込みました。以下は、特にこだわった点です。

  • 広告表示数、クリック数、クリック率がすぐにわかる。
  • どの国からパートナーが参加しているのかすぐにわかる。
  • 成果承認を一括で行える。
  • 何をすべきか、タスク機能ですぐにわかる。
  • AIを活用することで、日本語で説明すれば英語のプロモーションを作ってくれる
広告主管理画面

広告主管理画面

アフィリエイト管理画面


こだわったのは、集客の自動化

本サービスは、越境EC事業者と訪日外国人を対象とした店舗様向けの外国人向けの広告配信プラットフォームです。

そのためアフィリエイト広告プラットフォーマーとしての当社は、アフィリエイト会員数を継続して集め、アフィリエイト会員数と、その中でも「質」、つまり人気があり影響力の大きいアフィリエイト会員をいかにたくさん集め・維持することにこのプラットフォームを利用する価値があると考えています。

2025年8月12日時点のアフィリエイト会員は約3万3,000人です。
これを、2025年末までに5万人、2026年には10万人規模のアフィリエイト会員数を集めることを計画しています。

アフィリエイト会員の属性はとしては「日本好き」をキーワードに集めていますが、会員の属性は玉石混合、様々な会員がサインアップしています。

現在、並行して開発しているのが、広告主の業種・商材を設定すると、その商材を販促するために最も有力なアフィリエイト会員を短期間で一気に集めることができる有料のオプションサービス(以下、アフィリエイトリクルート)です。

このアフィリエイトリクルートを利用すると、例えばある年代を対象にした女性向けのアパレルを運営する事業者であれば、InstagramやYouTubeで発信しているアフィリエイト会員を1ヶ月で数百人から数千人レベルで集めることができるという点です。

一昔前、私も自分で、YouTubeやInstagramでアタックリストを作ってインフルエンサーの方にコンタクトをしていた記事があったのですが、こんなことをしなくても、METAの広告プラットフォームを利用すると短期間にこれらのインフルエンサーを対象に広告が配信され、10%近いコンバーション率でアフィリエイト会員になってくれることがわかっています。

そこで、METAの広告システムと、Discovery Japan Partnerのアフィリエイト会員管理システムを完全連動させて、METAの広告からコンバージョンしたユーザーと広告主を自動提携処理、即時にユーザーのSNSやWEBサイトで広告配信ができる仕組みを開発しました。

これこそが集客の自動化で私がこだわった点です。

あくまでもアフィリエイト広告なので、成果が発生しない限りは広告費は一円も発生しません。非常に合理的でリスクの抑えられる広告システムですよね。

ということで、本日リニューアルは完了してこれからということなので、今後は改善や色々なシステムの改修に邁進したいと思います!


2025/02/28

越境EC支援サービス「Discovery Japan Checkout」、開発ロードマップ、対応ショピングカート公開

 先日、リリースしました 越境EC支援サービス Discovery Japan Checkout (独自型ECサイトにタグを埋め込むことにより、海外からのアクセス時にチェックアウトできる補助的な越境EC機能)ですが、今年予定している開発ロードマップと対応ショピングカートを公開しました。

対応ショッピングカート

以下、本日時点での対応ショピングカートです。
対応の定義ですが、あくまでもユーザー様自身で当社が用意した所定のコードを登録いただくというのが前提となっております。

専用アプリや、専用プラグインなどがあるわけではございませんが、個別のショッピングカートに対して、インストール手順を記載しておりますので、ノーコードで実質インストールが可能です。

対応ショッピングカート

対応ショッピングカートについては、対応カートのページにてご確認ください。
来月までに20近くのショッピングカートへの対応を予定しております。

2025年2月時点では、ShopifyやEC-CUBEなど、日本の中小企業の多くが導入されていると思われるECプラットフォームへのコードの対応は完了しています。

開発ロードマップ

Discovery Japan Checkoutをご利用いただく海外のユーザー様の満足度を高めるために、当社では開発ロードマップを策定し、今後どのような機能が実装されるのかをWEBサイトでご覧いただけます。

開発ロードマップ

2025年2月時点で開発中の案件は、東南アジアを対象にしたローカルペイメントへの対応をしています。具体的には、シンガポール、タイ、フィリピン、ベトナム、インドネシア、マレーシア各国のスマートフォンを介したQRコード決済への対応です。

リリースは2025年4月を予定しており、最初の国としてはフィリピン向けにリリースが開始され、その後にタイ、ベトナム、インドネシア、マレーシアと今年の6月までに全て対応を完了させるスケジュールとなっております。

その他の開発スケジュールについては、本日公開した開発ロードマップをご覧ください。


2025/02/22

海外からのアクセスを売上に変換  越境EC支援サービス「Discovery Japan Checkout」をリリース

2025年、新しい越境EC支援ソリューション、 Discovery Japan Checkoutをリリースしました。

日本のECサイトって1%ぐらいは海外からアクセスがあったりします。アクセス解析ツールで見ると、赤枠のところです。

この海外からアクセスがあった時に、Discovery Japan Checkoutのタグをインストールしている場合、サイト内にポップアップが表示され、海外のユーザーが当社が運営する別の越境ECサイトに転送し、そこで支払い、配送方法の選択ができて、EC事業者にとっては、たかだか1%のアクセスですが、これを売上に転換できるっていうサービスです。


完全無料のサービスなので、活用ください!


2024/12/26

Live Commerce の2025年について

2025年は、越境ECにおける「AI」を活用した多言語コンテンツ生成でトラフィック爆増させる、生成AIを最大限活用した全く新しい越境ECサイト構築ができるソリューションの開発を行う予定です。

2025年はあらゆる業界で「AIにより知識労働のコストが限りなくゼロに近づくことを前提に、根本から設計し直したビジネス」が勃興する、AIの活用が各業界で促進されると思われます。

Google翻訳と昔からある翻訳会社を思い浮かべてください。
Google翻訳をソフトウェアの翻訳として利用する場合、API経由で翻訳をすると費用がかかります。同じく、翻訳会社に依頼すると、Google翻訳に比べて数十倍のコストが発生します。

例えば、日本語・英語・繁体字・スペイン語・ポルトガル語の多言語ECサイトは、システムとしては存在しているものの、事実上運営することは不可能でした。それは翻訳に莫大な費用がかかることと、翻訳の品質が担保できないためです。人間の能力では実働も・作られたコンテンツの品質を管理することも不可能だったのです。

AIの登場後、これが根本から崩れ始めています。「人間の言葉を理解するAI」を前提にし、かつ、そのAIによりGoogle翻訳や人間の翻訳よりも正しい翻訳ができることによって、つまり「知識労働のコストが限りなくゼロに近づく」ことを前提に、ビジネスを桁違いに効率的に運営することができるようになったと私は考えます。実際に、AIを活用した多言語コンテンツ生成は、日本語から英語・スペイン語・中国語に翻訳しても1円程度で、翻訳品質はすでにGoogle翻訳、DEEPL翻訳を 上回っています。

2024/08/14

Google 口コミを2.9 から1年で 評価 4.5にあげた方法

本日、Google口コミについて書こうと思った動機があります。

今年になって、Google口コミに関する裁判がニュースになりました。


私の会社でもいくつかのWEBサービスを展開しているのですが、そのうちの1つのWEBサービスは口コミ 2.9 から始まり、1年そこそこで、現在は 4.5 まで口コミの評価を上げることに成功しました。


Google口コミで裁判沙汰にまでなっている医療機関や、ホテル・飲食業界の方の参考になればと思い、どうやって口コミの評価を上げたのか、自分なりの考えをまとめておこうと思います。


Google 口コミの影響力が強すぎて、裁判にまでなっている

特に、医療機関は売上に大きく影響しているので、死活問題のように思われます。



グーグルマップに悪評、口コミ投稿削除命じる 大阪地裁

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF031Z30T00C24A6000000/


現在、Googleクチコミ被害者の会により、弁護団が結成されています。


弁護団により、医療機関の誤った消費者の口コミや認識を削除してもらうように動きかけています。


Googleマップクチコミ被害訴訟

http://g.todasogo.jp/



飲食業界、ホテル・宿泊業界、医療・ヘルスケア業界 は特に酷い

データがあるわけではないですが、この3つの業界は特にGoogle口コミの影響を受けていると思います。


私自身も、Google口コミの影響をかなり受けています。


ドライブで知らない土地のカフェとレストランに行こうと思ったとき、Googleで口コミの評価が高い順に行きます。


先日、長野県佐久市という場所に行ったのですが、お昼のレストランを探すとなると、Googleマップに頼らざるえません。


そして、どうせなら口コミが集まっていて、評価が高いレストランに行こうと思うのは、誰も同じだと思います。


Googleマップを使って、お昼のレストランを探すとき
長野県佐久市に行ったとき、Googleマップを使って、お昼のレストランを探しました。



娘の病院に連れて行くときも、自分が地元の病院に行くときも、やはりGoogleの口コミを必ず見ます。



口コミの評価が3以下になると、消費者の70%は避ける

口コミの評価が平均3点以下になると、消費者の約70%が来店を避ける傾向があると言われています。すごい影響力です。


企業であれば、それによって売上が減少してしまうので、Googleの口コミは無視できない存在でしょう。


自分が病院を経営してて、Google口コミが 2 とか 3 以下だったら、確かに凍り付くかもしれません。



口コミは消せるか?


Googleの口コミを消す行為は、ニュースを見てわかる通り、弁護士などを介して、Googleに訴求するなど、相当な労力がかかることが分かります。

レストランのオーナーや、病院を経営している医者の方が、勤務時間中にこんなことに時間を費やすのは現実的ではないかもしれません。

Google側では、レビューの削除依頼 ができる仕組みはありますが、削除ができるのは、あくまでもGoogleが定めた禁止および制限されているコンテンツに限った内容です。

例えば、以下のような内容の場合です。

虚偽のコンテンツ
誤った情報
ハラスメント
個人情報
わいせつ、冒とく的な表現
性的描写


「あの医者の診察は、やる気もなく、ちゃんとこちらの内容を見てくれず、さっさと診断を終わらせるようで、抑圧的だった。」 

このような口コミが書かれたとしても、これはあくまでも個人の価値観ですので、削除できないことになります。

その病院の医者が一生懸命やっていたとしてしても、個人が受け取った価値観を否定することはできないので、削除は無理だと思います。

悪い口コミが発生する構造的な問題


私は過去1年間、口コミがいつ発生しているのか、見てみました。

口コミの投稿は基本的に2つです。

  1. ユーザーが自発的に投稿する
  2. こちらからユーザーに投稿を促し、投稿してもらう

多くの医療機関、レストラン、小売店は、口コミ対策は基本的に行わず、口コミは体験したユーザーが、自発的に、自然発生的に増えるものだと信じているのだと思います。

そして、悪い口コミとは、ユーザーが自発的に投稿した結果だと思われます。

そもそも論ですが、口コミを書くエネルギーがどこから発生しているかと言えば、

怒り


だと思います。

おそらく、大半の人は口コミを書く行為までいかないと思いますが、

ある一定数の人は、怒りのエネルギーが抑えられなくなって、悪評を書くという行為に及んでしまっているわけです。

「私は、こんなに酷い体験をしたの!! みんなも被害にあわないように、私の意見を聞いてよっ!!」

と言いたいのだと思います。


実際、人がどんな時に、どんな精神状態のときに、「怒り」が生じるのかは、他人事なので、誰もコントロールできませんよね。

企業が、口コミの悪評がでないように、サービスや商品の質を改善するのは、当然として、

かといって、口コミが良くなるといういことは、、、期待できないと思った方が良いです。


私がGoogle口コミを改善したのは、

ユーザーに投稿を促し、投稿してもらう


方法です。

ユーザーに投稿を促し、口コミを投稿してもらう方法とは?


なぜ、ユーザーに投稿を促進した時に良い口コミが発生するかと言えば、

自発的に書く場合のエネルギーが「怒り」であるのに対して、

受動的に書く場合のエネルギーは「特典」に変換することができるからです。

ユーザーが口コミを書くモチベーションは、特典に置換わっていますので、特典をもらうために、なるべく良い口コミを書こうという気分に(ちょっとは)期待することができますよね。


では、ユーザーに投稿を促進するためには、「そのユーザーは誰か?」を特定する、つまり個人情報を収集する必要があります。

無理を承知でここからは書きますので、IT系に弱い方は、「こんなの無理...」と思うかもしれませんが、それでも、ここまでやれば、良い結果に結びつくこともあると思って、読んでみてください。

大前提ですが、

来客した時に、顧客データを取り、顧客データベースを持っていないと、そもそも良質なレビューは生まれません。

医療機関であれば顧客カルテを元に、診察内容を電子化していると思われますので、それが顧客情報のようなものだと思います。

しかし、○月○日から3ヶ月経過した顧客の情報をリスト化できるでしょうか?

ホテル・宿泊施設も、小売店も同じです。

WEB情報で顧客情報を適切に管理できているでしょうか?


個人情報を取得して → データベース化 までは、できていたとしても、任意の日付(○月○日)から▲ヶ月経過した顧客の情報をリスト化できるでしょうか?

ここが、良質な口コミを得られるかどうかの仕組みになってきます。

個人情報の適切な管理が良質な口コミを生む構造


個人情報がデータベース化され、その個人情報を日付で区切ってアクセスできる仕組みがあると、来店から1週間後、3ケ月後、半年後、1年後、、とお客さんと不定期にこちらからアプローチすることができます。

個人情報がないと、アプローチすらできません。

個人情報とは、facebook や LINE、YouTube のフォロー数ではありません。
個人情報とは、個人が特定できるユニークな識別情報のことです。

最も簡単な識別はメールアドレスです。

一般的に、医療機関やホテルなら、予約時にメールアドレスないしは電話番号で取得しているはずです。

難しいのは、小売店です。

小売店の場合はECサイトを持っていることが前提になります。

小売店でECサイトを持っていれば、WEBで会員登録を促し、会員登録したその日に、決済代金から会員特典として割引をするなどして、個人情報の取得ができます。

個人情報の取得は、積極的にアプローチすることではなく、ユーザーが何かの行為の際に、同時にできる限りユーザーの負担なく、取得することです。

個人情報が掌握できれば、良質な口コミが生まれる可能性が高まる


来店後に、任意のユーザーに口コミを書いてもらう際に、

自発的に書く場合のエネルギーが「怒り」であるのに対して、

受動的に書く場合のエネルギーは「特典」に変換することができます。

と説明しました。

例えば、○○日までに口コミを書いていただいた方に「○○ポイントが付与!!」とか、「次回利用可能なクーポンを付与!!」とか、考えればいくらでもアイディアは出てくると思います。


なんだ、、、こんな単純なことか、、、。


そう思ったと思いますが、そうです。

しかし、このきわめて単純なことが、できません。

なぜでしょうか?

個人情報がないからでしょうか?

いえ、医療機関にしても、ホテル・宿泊施設にしても、確実に集めていますよね。

なにが、良質な口コミをあつめるのに、欠けているのでしょうか。

企業が持っている個人情報とは、あくまでも業務遂行に必要な個人情報を管理するための物であって、

口コミを促進するために設計されているわけではないから、

結局は、個人情報を管理しているとはいっても、それをリアルなビジネスとしては、有効に使えないのです。

レビュー促進ツールをつかると、余計に悪評が増える可能性がある罠


よく、Googleレビュー投稿を促進するためのツールとして、以下のようなツールがありますが、これは注意が必要です。
  • Gyro-n Review
  • Voice
  • 星カクトくん
  • クチコ
これらのツールを使うと、使い方を誤った場合は、余計に悪評が増える可能性があることを指摘しておきます。

私が口コミのレビューがまだ 2.9 の時、レビュー促進ツールを考えたことはありました。

しかし、結論からいうと、こうしたツールは私は一切使わずに、レビューを4.5 まで改善することに成功しています。

ツールを利用すると、自発的に書く場合のエネルギー「怒り」がこみ上げる可能性があります。

ツールというのは、あくまでも一定のルール(プログラム)に基づいて、ユーザーのメールアドレスや電話番号宛てにショートメールとして送信されます。

そして、ユーザーはレビューを書くか否かを判断することになります。


機械的に送信されたメールを見た時、そこに特典が付与されると記載があったとしても、

ユーザーはポジティブな口コミを書いてくれるでしょうか。


私は、機械的なメールを送れば送るほど、ユーザーは怒りの感情が沸き上がってしまうのではないかと感じています。

これは自分自身の経験から断言できます。


ある日、私は歯科で歯石除去の定期的な検診を受けました。

そのあとに、歯科から機械的なメールが届きました。

「Googleレビューを書いてみませんか?」 というものでした。

レビュー投稿促進ですよね。

これ自体は間違っていませんが、投稿促進メールは、

歯科衛生士からではなく、

あくまでもシステムが自動送信したメールでした。


ユーザー(私)が受ける感情としては、

対人間に対してではなく、何かを対応するのではなく、対システム、つまりロボットに対してです。

この時、私の感情は、相手がロボットなら、システムに対してケチをつけたいと思う

怒り

の感情が生まれていました。

あくまでも、私個人の経験なので、かなりの偏りが入っていることは否定しませんが、

システムに対してと、

人に対しての反応は、全く違いますよね。

それを言いたいわけです。

なので、

良い口コミは、人から人に対して訴求されたときに生まれる


レビュー投稿促進メール自体は、消して間違っていません。

それをシステムが送るのではなく、歯科衛生士本人が本人の言葉で送っていれば?


かなりの確率で良い口コミが投稿されると思いませんか?

皆さんは、どう思われますか?


私がGoogle口コミの評価点を改善したのは、まさにこの部分を深く考えた結果でした。

良いレビューが生まれるのは、良いサービスや良い商品を提供しているのは、当たり前の話で、

あとは構造的にそれを正しく評価してもらうためには、

どうやってユーザーの心をポジティブな方向に動かすかです。



レビューの投稿を促す際に、対象となる送信先のユーザー数が多くなれば、それだけに1日の内の時間を取られると見積もっていたので、自動化させる仕組みを開発しました。

まず、繰り返しますが、個人情報が適切に管理されたシステムがあることが前提です。

そのうえで、投稿促進メールは2種類に分けました。


医療機関、宿泊施設、レストランのオーナーの方へ

最初に申し上げておきますが、

私自身は、レビューを集める専門家ではありません。

私自身は20年の経験を持つ、ITの専門家です。
システム開発やWEBマーケティングが専門です。

私が過去1年にわたり、Google口コミ対策を講じた内容が、

もしかしたら、医療機関のGoogle口コミ改善や、宿泊施設、レストランにも応用できるのではないかと、感じています。

ITの専門家ですが、医療機関などで、想定外の口コミが投稿されて困っている先生方、私のやり方でもしかしたら改善できる可能性はあります。

1年、2年とかかりますが、レビューが数百件、数千件と積上がれば、大きな影響力を持つようになります。


もう一度繰り返しますが、重要な点は

・口コミ対策用に、顧客データベース設計する。
・任意の日付で促進メールを特典付きで送る。
・日々の担当者が自然な形でユーザーに投稿を促進してもらうようなメールを送る。

これを、日々の業務に組み込んでしまえば、どーってことありません。


血の通ったメールや、多少の誤字脱字が入ったような、人間実のあるメールから促されれば、人は動いてくれます。

例え、3.0以下のレビューであっても、5を付けてくれるユーザーはたくさんいるはずです。

私自身、ITシステムを作ることで20年経験してきましたが、

この経験が、Google口コミ対策にお役に立てるかもしれません。



ここから先の話については、ご連絡いただければ、相談させていただきます。
実際に、レビュー4.5のレビューまで改善されていった経過も説明できます。