2025年、新しい越境EC支援ソリューション、 Discovery Japan Checkoutをリリースしました。
日本のECサイトって1%ぐらいは海外からアクセスがあったりします。アクセス解析ツールで見ると、赤枠のところです。
この海外からアクセスがあった時に、Discovery Japan Checkoutのタグをインストールしている場合、サイト内にポップアップが表示され、海外のユーザーが当社が運営する別の越境ECサイトに転送し、そこで支払い、配送方法の選択ができて、EC事業者にとっては、たかだか1%のアクセスですが、これを売上に転換できるっていうサービスです。
完全無料のサービスなので、活用ください!
海外のユーザーがDiscovery Japan Checkoutを介して商品を注文した場合、当社がそのECサイトで該当の商品を代理注文して、当社の倉庫にお届けしてもらい、当社が最終的にそれを海外のユーザーに再梱包、輸出手続きの書類を作成して出荷、、といった流れです。
EC事業者のメリット
1%のアクセスを売上に転換できます。これ以上でもこれ以下でもありません。
やった方が売上アップするでしょう。
EC事業者のデメリット
タグを設置する手間がかかります。こんな感じのタグです。
技術者がいないとちょっと難しいかもしれません。
<div id="tax_info"></div>
<script src="https://****/tax2025.js defer"></script>
<script>
ltag('store', '山田商店');
ltag('title', '山形県産 ご家庭用 りんご サンつがる');
ltag('image_link', 'https://sample.com/image.png');
ltag('price', '59800');
ltag('gtin', '49800000000000001');
ltag('link', 'https://sample.com/?id=123');
</script>
タグ導入の敷居を下げるために、越境EC支援パートナー制度も同時に作りました。
タグ導入を支援していただけるパートナーさんには、売上の1%が報酬として支払われる仕組みです。
なんで、こんなサービスを開発したのか?
私の会社では、越境ECプラットフォーム Live Commerce を提供していますが、これはECサイトをまるっと入れ替えるか、新たに導入すると言う意味で、かなりの体力戦になります。
EC入替えの場合は、スイッチングコストがかかるし、新たに導入する場合は、新規事業になるわけで、どちらを選択しても、当社もお客さんも時間もお金もかかります。
米amazon や eBay と言う選択肢もありますが、モールに出店するだけでも、アカウントの解説やら、商品登録やらで、まあこれも思った以上に時間がかかります。
なんとなくは越境ECやりたいけど、そこまでは、、、って感じのまだどうしようか、、的なお客さんに、できるだけ越境ECビジネスの導入を促進するには?と考えた結果が、Discovery Japan Checkoutの開発に行きつきました。
とりあえず、数行のタグだけ貼っておけば、あとはほったらかしでいいわけです。
なーーんにもやることはありません。ただただ、1%と言うわずかな海外のお客さんが注文してくれればいいわけです。
当社には海外輸出用の物流オペレーション体制があるので、とにかく日本の商品がDiscovery Japan Checkout を経由してカートインしてくれれば、あとは全部お任せで大丈夫です。
日本人である当社が代理購入するし、輸出の手配も、ユーザー言語でのカスタマー対応も全部やるので、まあ極限まで越境ECにかかる手間を下げました。
「越境EC、まあまあ売れるじゃん!」と感じていただければ、その時にはECプラットフォームの入れ替えを検討してもらえたらと持っています。
越境ECについての最新事情などは、ホワイトペーパーにまとめたので、ぜひ読んでもらえればと思います。
Chat GPTと、Claude AIにコーディングをしてもらい開発
開発の裏話ですが、今回、ものすごい量のコードをAIに書いてもらいました。
肌感としては、9割ぐらいはAIが書いたコードで、それを私が自分で調整しました。
2003年に創業した時は、自分でネットで調べながら少しづつサービスを作っていったのですが、AIがコーディグすると言うのが現実になったようです。バグも少なく、いい感じで動いてくれています。
ちなみに、公式サイトを含めてサービスを作った物理的な人間は私一人だけです。AIをコーディングエージェントとして私の命令通りに仕事をしてくれるので、これは今後の開発の主流になりそう。デザイン素材の作成やホワイトペーパーの作成は canva, WEBのフレームワークは bootstrap, メインのコーディングはAIエージェント。
次にやることは輸入税計算
Discovery Japan Checkoutで、輸入税の計算はできるのですが、輸入税を計算するには、少なくともその商品が何であるかを抽象的に特定する必要があります。
例えば、 ①商品名、②商品画像 はどのECサイトもあるのですが、
その商品が世間一般として、どんな商品カテゴリに該当するのかを、特定することができないと、HSコードを割り当てることができません。
ショップのカテゴリ名は、独自性があるため、あくまでも世間一般で認識されているカテゴリ名であることがポイントで、現在はその部分の特定をするために、AIやら、様々な外部APIを参考に調査中です。
完全無料のサービスなので、活用ください!
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