2024年7月25日木曜日

傲慢が衰退の最初のステップ

先日、衰退に関する本を読みました。

日本って今、人口減少 → 生産年齢人口減少 → 衰退国家 という道を歩み始めていますよね。

円安も国力の衰退だし、一億層貧困に向かっている。

AIなどの新興産業は成長していますが、それ以外ってたぶん現状維持か衰退のどちらかですよね。地方自治体も限界集落がたくさん出始めていて、自治機能の維持すら困難になっている。

衰退があらゆるところで起こり始めているのだと思います。

そこで、

ビジョナリーカンパニー: 衰退の五段階 って本を読んでみました。

会社や国が衰退するときの一番最初のステップが傲慢だそうです。

そりゃそうだ。傲慢な態度な人は誰もついていかないし、人も客も離れるわな。

その後は、こんな感じで衰退していくそうです。

▼規律なき拡大路線(第二段階)

・成長に固執し、無理な目標を追求するか、関連しない分野へ進出するか、その両方を行う。


▼リスクと問題の否認(第三段階)

・良いデータを強調し、悪いデータを小さく見せる。ときには悪いデータを無視する。

・後退の原因として外部要因を指摘し、組織の再編を繰り返すようになる。


▼一発逆転の追求(第四段階)

・救世主のような指導者、新戦略、新事業へ期待するようになり、組織に一貫性がなくなる。

・計画が失敗するたびに資金が流出し、財務力が低下しはじめる。リストラを繰り返すようになる。


日本という国家を人としてみなしたとき、日本は90年台前半にバブル経済のピークで世界を席巻して、その時の成功体験が令和の今もひきづっていて、それが傲慢さを生んだのかも。


自戒の意味も込めて、初心忘れるべからず。常に初々しさも。

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