2013年12月3日火曜日

日本の商品を海外に販売するならストーリーが大事

COOL JAPAN オタクニッポンガイド
 私が今年商談した海外展開を考えていた中小大企業の9割の経営者はLive Commerceの商談の際に、だいたいサイトのこととかシステマチックな事を先に考える訳ですけど、商品をどうやって特定のマーケットに認知させていくか? 商品をどうやって伝えるか? 商品の使い方をどうやって説明するか? というマーケティング面のヒアリングをすると、答えがブレまくっている経営者が圧倒的に多かったです。

正直、海外販売って日本のCOOL JAPANな商品やサービス、および文化的なものを海外に認知させていくという全体観としての方向性が経済産業省として持っていますが、極論言うと商品どうこうじゃないですよ。

私はCOOL JAPANな商品は確かに国内で探せば魅力的な商品はまだまだたくさんありますよ。ただこうした商品が国内で賞賛されても全然ダメダメなんですよね。海外だと。
なぜかって、商品どうこうではなく、それをどういう言葉や絵で伝えるかっていうマーケティングとブランディングが9割で1割が商品力だと思うんですよ。馬鹿って思われるかもしれないけど、1割の成功しているサイトは商品の伝え方が半端なく上手だから。

お隣の国、韓国政府がCOOL KOREAで映画やアイドルとかを一時期、世界展開として売り込んである程度日本に認知させましたが、でも正直COOL KOREAは一部の熱狂的な女性ファンとかを除けばアイドルの質が高いか? アイドルの歌が上手か? と思えばけしてそうではない。要はそうした商品をどう伝えたか重要で、韓国政府はその点でいうとうまくいっていた。つまり商品の伝え方がそこがうまく行けば大体成功するわけですよね。

海外販売を成功させる為に起業家(経営者)がやることはいかにしてストーリーをオーディエンスに伝えて共感を得られるかという事に集約される訳ですね。起業家はストーリーをより正確に伝える方法やそのコンテンツ制作に集中すべきだと思うんです。Eコマースなどのウェブシステムはその次で充分。コンテンツが出来上がれば、それをSNSで世界中に一気に広められる。そこから爆発的な売上が上がる事を創造するだけでもワクワクしますよ。だって日本の商品そものは、既に世界を圧倒するレベルの質だから。

考えよう。
もしこれから海外販売を考えている方。

  1. なぜそれが感動するのか
  2. 同じ商品なのに、なぜ日本の商品がいいのか

海外販売で特に「和」と呼ばれる商材を売る場合は本当にストーリーが大事だ。



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