2025年は、越境ECにおける「AI」を活用した多言語コンテンツ生成でトラフィック爆増させる、生成AIを最大限活用した全く新しい越境ECサイト構築ができるソリューションの開発を行う予定です。
2025年はあらゆる業界で「AIにより知識労働のコストが限りなくゼロに近づくことを前提に、根本から設計し直したビジネス」が勃興する、AIの活用が各業界で促進されると思われます。
Google翻訳と昔からある翻訳会社を思い浮かべてください。
Google翻訳をソフトウェアの翻訳として利用する場合、API経由で翻訳をすると費用がかかります。同じく、翻訳会社に依頼すると、Google翻訳に比べて数十倍のコストが発生します。
例えば、日本語・英語・繁体字・スペイン語・ポルトガル語の多言語ECサイトは、システムとしては存在しているものの、事実上運営することは不可能でした。それは翻訳に莫大な費用がかかることと、翻訳の品質が担保できないためです。人間の能力では実働も・作られたコンテンツの品質を管理することも不可能だったのです。
AIの登場後、これが根本から崩れ始めています。「人間の言葉を理解するAI」を前提にし、かつ、そのAIによりGoogle翻訳や人間の翻訳よりも正しい翻訳ができることによって、つまり「知識労働のコストが限りなくゼロに近づく」ことを前提に、ビジネスを桁違いに効率的に運営することができるようになったと私は考えます。実際に、AIを活用した多言語コンテンツ生成は、日本語から英語・スペイン語・中国語に翻訳しても1円程度で、翻訳品質はすでにGoogle翻訳、DEEPL翻訳を 上回っています。
別の言い方をすれば、AIを前提にゼロからビジネスを設計しなおせば、人間の能力の限界ゆえに作られた業務そのものを排除する(限りなくコストゼロにする)ことが可能であり、そこに大きなビジネスが2025年以降、あらゆる業界で生まれると思っています。
最終的に勝つのは、最初から「人間の言葉を理解するAI」の存在を前提として、ゼロから設計し直した(またはAIを既存のソフトウェアに導入した)、ビジネスになる可能性があります。
翻訳に生成AIを使うのは入口にすぎない
私がいる越境ECという業界の場合、ECサイトを作るにあたって翻訳は絶対必須であり、翻訳に生成AIを活用することで、私が調べた限りだと1円/1商品までコストが下がっています。
生成AIによる翻訳コンテンツの作成は入口にすぎません。ECサイト業界全体に生成AIの活用が進むのは、さらに深いレベルです。
例えば、①関連商品を類推する、②商品のタグ付けをする、③カテゴリの仕分けをする、④HSコードの割当てをする このような知的労働の大半はAIに代替することが可能です。
想像してみてください。数千点もある商品場合、関連商品の類推、翻訳、タグ付けに今までどれだけの費用を払っていたでしょうか。これらの作業(またはサードパーティーソリューション)は、生成AIコンテンツに置換え可能であり、そのコストは限りなくゼロに近づくことになりす。
1億円を生み出すのに必要な人数は20人→1人
2000年~2020年ぐらいまでのIT導入期(AI普及前)では、1億円の売上を作るのに数十人規模が大半でした。2020年にはクラウド、SNS、AIが活用できるようになり、個人1名+少数の外注だけで1億円を生み出すことも可能になってきています。
人間の知的労働のコストがゼロに近づくことにより、ブランド規模や資本力に関わらず、あらゆる事業者が海外市場にアクセスしやすくなります。
これにより、ニッチなブランドや新興企業が海外進出を事業計画に容易に組み込めるようになり、 新興プレーヤーが参入できる市場としての「グローバルEC」に劇的な変化が生じ始める可能性すらあります。
生成AIを利用した越境ECサイトは、販促ゼロで売上が作れるようになる可能性も
越境ECサイトを立ち上げる時、翻訳、関連商品の類推、商品のタグ付け、カテゴリの仕分け、HSコードの仕分け、、といった越境ECサイトを構築するための作業にかかるコストがほぼゼロ(実際にはOpen AI社のAPIコール費用程度)に近づきます。
これが実現すると、生成AIによる多言語コンテンツが爆増することになります。
スペイン語やポルトガル語、ドイツ語など、既存のネイティブが作ったコンテンツは、近い将来に生成AIのコンテンツが凌駕する可能性もでてきます。
最新のGoogleの検索ガイドラインでは、AIが生成したコンテンツでも、経験(Experience)や専門性(Expertise)を示す情報が十分に盛り込まれていれば高く評価され得ます。と謳われている通り、生成AIのコンテンツでも評価されます。
生成AIが越境ECサイトのコンテンツ制作コストを大幅に削減し、多言語展開をほぼノーコストで実現できるようになる——これは非常に大きなインパクトがあります。
AIによる多言語コンテンツが大量に生成されるため、スペイン語・ポルトガル語・ドイツ語といった言語でも、従来のネイティブコンテンツを上回る情報量が短期間で生まれる可能性があります。
これは、ユーザーが母語で得られる情報が激増し、越境EC全体の検索トラフィックが拡大することを意味するのです。
これにより、ノーコスト(もしくは極めて低コスト)で自然流入を狙うことで売上を作ることが可能になるというわけです。
恐ろしいのは、AIが利用できる時代に、AIを活用しないでビジネスをすれば、多くの時間とお金を無駄に使ってしまうでしょう。
Live CommerceとAIはどう繋がるか
私は2025年内に、新たなLive CommerceのAI管理システムを開発(仮称:LC-AI)する予定です。
LC-AIでは翻訳、関連商品の類推、商品のタグ付け、カテゴリの仕分け、HSコードの仕分を完全にAIで自動化し、越境ECの構築に係る費用を限りなくゼロにすることを目標にします。最終的に、何らかの設定などを行う定型的な仕事もAIで自動化を行う予定です。
なを、これらの機能をLive Commerceを利用するユーザーには完全無償で提供する代わり、Open AIのAPI費用だけがサイト所有者が負担する実質的な費用になり、私たちの会社は、このAPI費用とAIコンテンツによって設計されたサイト売上の成功報酬(売上の%)が、AI時代におけるシステムインテグレーターの新たな売上(ビジネスモデル)になる予定です。
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