2016年12月26日月曜日

「越境EC」は爆買い終焉後の救世主になるのか? についてのコメント

「越境EC」は爆買い終焉後の救世主になるのか
 有望ベンチャーに巨額マネーが集中


自社の事業に関係する記事なので、この記事に関する当社のコメント

越境ECという海外に日本の商品を販売すること自体は、国内市場の閉塞感や成長性を考慮しても方向性的にはどのメーカーも手を出すべき市場だが、この記事で確かにメーカーの心配事はこの部分。
自社サイトやTモールに出店し販売する化粧品メーカーの担当者は、「ブランドを毀損されるのがいちばん怖い。最適なパートナーをどう選べばいいのか、手探り状態が続いている」と明かす。売り上げは伸びても「爆買い商材」などといわれ、一部の商品が中国で転売・値引き販売される現状には危機感を抱くという。
やっぱりという感じ。
メーカーは海外に商品を売りたくても、今まで日本で培ってきた日本ブランドのイメージをどうやって越境ECプラットフォームを介してブランド保護をしていくのかという点。

金欠ベンチャーとかに、なまじ商品をとにかく売りたくて、セコい売り方とか、しょぼいビジュアルやコピーで売られるのもメーカーとしては望んでいない。特に、中国系の越境ECアプリやウェブサービスはこの1ー2年で増えているようだが、私もどんなウェブサービスがあって、どんな売り方をしているのかさっぱり。

これはオフィシャルブログで今度記事にして皆さんに紹介しておくとして、私がいいたいのは、国産外のウェブサービスが入ってくることには市場の拡大などいい影響もあるけど、増えすぎると結局ブランド保護がめちゃくちゃになってくるというのは目に見えている。

当社の越境ECモール Discovery Japan Mallなら、こうした問題点については慎重にあつかっている。

Discovery Japanに出店する場合は、最低限の出店基準があって、これが出来ていないショップは出店がそもそもできない。

世間一般で言われているモールに出店して商品を並べればOK、、ではない。
英語で会社概要や、社歴、代表者の写真・メッセージに加え、創業の思いなど、それなりの量になるコンテンツを英語で用意しないといけないので、簡単とはいかない。コンテンツを作るには担当者をアサインしてもらい、コストも時間もかかる。

日本企業から日本人に売るなら、商品の魅力が伝わるだけでもなんとかなると言えばなるかもしれないが、海外に売る場合は商品のことだけを書いても無理。

創業者や開発者の想いを商品のコンテンツ以外に、きちんとしたものを用意しないとだめなのです。Discovery Japan に掲載する以上はしっかりとした日本企業であるという担保を当社はしたいと思っているし、その点は日本企業が運営しているというイメージを打ち出したいと考えています。手間と時間はかかってしまうが、出店する企業がこうしたコンテンツ作成に時間とお金を投資してもらうことで、結果的にそれは消費者への安心感に絶対繋がると思う。顧客から「Discovery Japanに掲載している商品なら安心」と言ってもらえるのが当社の本望。

という当社も、もちろん私の想いをメッセージにしているので、出店を検討している企業に参考にしてもらえればと思います。

越境ECで売るのは確かにベンチャーが参入すればもっと簡単になることは今後確実だが、そこから日本ブランド企業の保護とウェブでの販売力を維持しながら拡大をしていくというバランス感は難しい課題ではあるが、越境ECをより大きなビジネスとして成長させていくためにも、当社はこうした取り組みは継続していきたいと思います。









2016年12月13日火曜日

社内文化

改めて思うだのが、1つのキャリアに縛られることなく多様な職種を経験している人もいれば、特定の仕事だけを長年やってきた人もいる。

どちらも、人生の節目や出会いによって人はその時の最善の選択をする。しかし1つの特定の仕事に関するプロと呼ばれるまでには1万時間の仕事量が必要とされており、1日8時間計算で土日や休みを控除すれば年間200日働いたとしても6.25年かかる。

私は普段面接をする立場にあるのだが、1つの業界で6年から7年以上働いた人間なら、業界の問題点を指摘することができることが多い。逆に節目の転職期に6年未満で次の職に移ってしまった方は、総合職のような方が多い。彼らは自分の得意分野を主張できない。

特に35歳を超えると、その生き方がかなり表れていると思う。
自分もまだ30代の身ではあるが、同じ30代でも総合職のようないろんな業種を経験してきた方は自分の居場所を未だに探している感じがする。

当社に入社するアルバイトの方や社員の方はちなみに、この6-7年は離職率ゼロだ。
何が言いたいかというと、1万時間の仕事量を当社に入社した人は無意識にやっていることになる。

例えば、WEBサイトのコーディングにしても、ウェブサイトのデザインにしても、サーバ管理にしても、プログラミングにしても、カスタマーサポートにしてもお6-7年も経過すると入社当初の1/100程度の時間で、それも質の高い仕事ができるようになっている。

本人はほとんど意識していないと思うが、彼らはやはりプロに近づいていると思う。素人が100時間かけてやる仕事を1時間で、それもかなりの質で行うことができる。

これは、ある意味当社の社内文化でもある。マルチタスクをやるぐらいなら、いっそのこと本当に本人が得意な分野を見極めてあげるのが、リーダー(コーチ)の役割であると思っている。高い目標ができた時だけ、人は成長し、自分をアップデートすることができる。

私は以前、仕事とは何かで投稿しているが、当社はマルチタスクは今後もやらない。1つの仕事を上手にやる方法を今後も徹底する。





2016年9月5日月曜日

越境ECモール Discovery Japan



越境ECモールとしてのDiscovery Japanの試運転を6月から行った。本日時点で商品点数は約1万点に達した。

楽天などのモールに比べれば天と地ほどの差があるが、越境ECモールとしては日本人として海外に売れる商品や海外で今後勝負すべき商品に絞り込んでの1万点なので、国内にある100万点の商品数とはわけが違う。

今まで25歳から37歳までは受託開発、ECサイト構築、Live CommerceによるASPとすべては受身側でビジネスを進めてきたが、38歳の今年は商品もある程度そろった、完璧は絶対にないので、今の形で10月から一気にアクセスを踏みこむ予定だ。

ちなみにfacebookは2015年6月から約1年半ぐらいだが継続してファンの獲得を進めている。
今月からはこの1万点の商品に対してキーワード検索広告の出稿も始めている。

今まではECサイトを作っているだけでなく、自らその最前線に飛び込むことで新しい発見に出会えることが最大の楽しみである。

現在は1日500点づつぐらい商品が追加されているので、このまま10月を迎えるころにいは2万点、年内には5万点ぐらいになっているかもしれない。

Discovery Japanも顧客と同じLive Commerceのエンジンを使って越境ECサイトを構築している。
英語、簡体字、繁体字、タイ語、韓国語を現在インストールし、今後インドネシア語やスペイン語、ロシア語なども追加していく予定。



現在、Discocovery Japanはfacebookの担当が2名、Google AdWordsの担当が1名、サイトの管理やすべてのシステム周りは社長である私自身がシステム管理を担当している。社長だから会社の経営管理をしていると思ったら大間違いだ。もちろん経営管理もするが、まだ体が動くし、まだやりつくせてない。私は大企業にいる中間管理職が最も嫌いだ。私は本田宗一郎のように、いくつになっても自分の技術向上を心掛け、技術経営(MOT)を基本にDiscovery Japanをまだまだ進化させたい。自分のやりたいことが事業になっているので、やぱりやっていて楽しい。








2016年9月4日日曜日

事業を育てること

ウチの会社のメイン事業である Live Commerce に関わって早7年ぐらい。
ECサイトのコアとなる開発は一旦終わり、現在は個別の周辺機能プラグインの開発が多くを占めるようになっている。

しかし7年も経つとOSのバージョンとか開発した時の言語のバージョンとかやっぱりいろいろと変わってくるので、時代のトレンドに合わせてLive Commerceも進化をさせなければならい。といっても以前のようにゼロから開発をする必要はないので、そこまでは大変ではない。例えばPHPのバージョンは現在7でLive Commerceで採用しているZend Frameworkもバージョン3になっているので、php5のサポート終了が2017年12月ということで逆算するとだいたい後1年ぐらいでLive CommerceのシステムもPHP7にする必要が出てくるだろう。

こうした開発方針のようなものを7年前は自分で決めていたのだが、現在は多くの方針を社内で決めている。私がやっているのは方向性と開発予算の取り決め程度で、今はDiscovery Japanという事業がメインになっている。

だいたい1つの事業を他人に任せられるようになるまでって5年が1つの基準なんではないかと。1つの事業を5年ぐらいやると、むしろやっていないことはもう殆ど無く、大半のことは分かっているので、あとはそれを合理的に誰がやるのかを管理する程度になる。

Discovery Japanは2015年に立ち上げた事業なので、まだまだ時間がかかりそうだ。





2016年8月5日金曜日

素晴らしい日本製品をもっているが海外では全く知名度がないメーカーのECサイトってどうやって運営する?

素晴らしい日本製品をもっているが、海外では全く知名度がなくどのように自社製品を海外に認知させ流通・拡販していけばいいのか分からない


これ、日本メーカー企業のことを言ってます。

大手メーカーなら海外への知名度もそれなりにありますが、中堅メーカー以下となると海外ではほぼ知名度ゼロ、、ってことになります。日本国内なら卸の流通ルートや雑誌メディア、Amazonなどあらゆるチャンネルを使って知名度認知ができますが、海外だと流通してくれる問屋的機能をもった企業ってあまりありませんよね。

2016年7月27日水曜日

越境ECのビジネスモデルについて

先日、越境ECフェスティバル2016の東京セミナーが開催され、本日は出展者としての直感的な感想です。

越境ECそのもののビジネスモデルが各業者でいろいろありますね。
例えばAの業者はシンガポールだけ、Bの業者は中国だけ、Cの業者は自社サイトとeBay連携、、、みたいな感じなので越境ECを業界で最も古くからサービス提供していた当社から見ると、いろいろと手法を変えて越境ECと名の付くビジネスをやっているな、、という感じを受けました。

越境ECというビジネスで最短で結果を出すなら、とりわけその期間を3ケ月と仮定した場合、米eBayとAmazon.comの出店ぐらいしかありません。他は3ケ月で結果を出すには難しいでしょう。

例えば、eBayへ日本から出品してる商品の60%の購入者はアメリカ人、Amazon.comに至っては70%ぐらいがアメリカ人です。当社のLive Commerceの越境EC流通をみても55%はアメリカ人です。日本の商品を購入する主役はアメリカ人であって、アジアではありません。が、セミナーに出店している業者の大半はアジアを中心にしたサービス提供が多く見受けられた印象でした。

もちろん、中国人が越境ECサイトから購入している比率が天文学的な成長率を記録していることは事実ですので、中国向けの越境ECもはずせません。ですが、それはTmall国際で出店している企業が受ける恩恵であって、Tmall国際の外ではこの話は通用しません。

つまり、越境ECの主戦場となる売り場は、eBay・Amazon・Tmall国際であり、当社を含めて他の業者は売り場を持っていないので、これらの越境ECモールへの参加を支援する、もしくはGoogle AdWordsや中国百度などの検索エンジン広告・ディスプレイ広告を使って現地ローカル市場に直接自社ECサイトを売り込むという2つの販売戦略のが越境ECを支援する業者でいうとサービスの中心になってきます。

越境EC事業者を選定するときは、こうした前提事実を把握した上で、どの分野が強いのかを見極める必要があるでしょう。もう一度繰り返しますが、eBay・Amazon・Tmall国際に強いのか、またはGoogle AdWordsや中国百度などの検索エンジン広告・ディスプレイ広告に強いのか、このどちらかです。

ここまで言っておいて、自社でいうのもなんですが、当社の立場は、eBay・Amazon・Tmall国際というグローバル企業が運営するモールに対する第3の売り場案として日本初のMade In Japan、Japanブランドを直接販売するDiscovery Japanを皆さまに提案したいと思います。要するに当社自身も売り場を提供するプラットフォーマーである点です。そういう意味では楽天グローバルも同じ立ち位置です。

eBay・Amazon・Tmall国際というグローバル企業が運営するショッピングモールに対して、Discovery Japanは日本企業が日本企業のために立ち上げた100%日本ブランドのショッピングモールであり、モールでの見え方は日本の商品以外ありません。当社としては、eBay・Amazon・Tmall国際に対する第3の売り場として、今後さらにDiscovery Japanの知名度を上げるべく、次回8月2日に開催される大阪でもこうした前提事実を分かりやすく説明していきたいと思います。

最後にもう一度繰り返しますが、越境ECで最短で結果をだす期間を3ケ月と仮定した場合に、上述した越境ECを攻略していくには、Live Commerceでまずは越境EC自社サイトを立ち上げ、Live Commerceが提供するeBay出品ツールを使ってeBayに同時出店、それからDiscovery Japanという第3の売り場への同時出店、最後に越境EC自社サイトにGoogle Adwords等を活用して集客というのが越境EC事業のフローであり成功セオリーになっています。

2016年7月21日木曜日

eBay 出品事業

昨日、新しいサービスをリリースした。

以前から会社で細々とeBayに出品をしていたやつだ。

eBayの出品を全部代行するサービスをオンラインで全部完結できるようにして、英語もPayPalもeBayアカウントが何もなくても、とりあえず出品できるサービス。

eBayは販売に慣れて、販売制限もほとんどなくなって、大半のお問い合わせのパターンが分かってしまうと、結局特定の商品にこだわる必要なんてない、日本にあるもので米国である程度の流通がある商品なら極論なんでも売れてしまう。

時計だろうが、兜だろうが、本・DVDとか全く関係ない。
しかし、この好循環に行き着く前に大半のプレイヤーは諦めたか、なんか難しそうとか、買い手トノトラブルでやめてしまっているんじゃないかなというのが肌感。

だったら、ウチが開発した販売用のテンプレートに売れる形式の書式で英語で商品を掲載してあげれば、流通がある程度見込まれる商品なら(ブランド品とか)、おそらく個人で英語が分からなくても売れる可能性は高いんじゃないかな、、と思ってこのサービスをリリースすることになったわけです。

元々、eBayに登録する為のLive Commerce プラグインの開発をしていたので、eBayに登録すること自体はシステム的には出来上がっていた。ならば、WEB上からこのプラグインインに登録するインターフェースと、当社がやっている売れるテンプレートの書式にユーザーの商品フォーマットを合わせれば、絶対売れる、、ってことなんです。




今までの当社の商品を知っている人からすると、今回の出品代行(サービス)はちょっとイメージが違うと感じたかもしれない。

今までは法人相手のソリューションを提供していたのだが、今回はBtoCのサービス。もちろん法人が使っても構わないけど。
ただ、根底にあるのは、日本を世界に伝えるという企業理念だ。この企業理念に近づく為の手段は現在提供している越境ECプラットフォームのLive CommerceやDiscovery Japanだけが全てではない。個人も日本のお宝をeBayに流通させ、日本を世界の人に向けて知って欲しいと思う。


で、今回のは出品代行ツールであって、サービスではない。他の業者は思いっきり出品代行サービスなので、おそらく担当者が張り付いてメールで出品依頼があって、それを英語化して登録も手動で行って、、、なんてやっていると思う。これこそまさに出品代行サービスだが、当社のは全然違う。

出品ができる直前までは100%人の手は介さず。出品依頼のあったアイテムはデータベースに草稿保存され、人間の目で写真とタイトル、説明内容が一致しているかどうか、価格がマーケット価格と比較して適正かどうかだけは人の目を介してチェックを入れている。これがOKなら、ボタン1クリックで出品自体はオートメーションだ。

例えば、
ブランド: Omega
モデル: Speedmaster
型番: 3510.50
の3つが分かるだけで、 Omega Men's watch Speedmaster 35110.50 Shipping Free ! というタイトルが自動で出来上がるようになっている。
ユーザーが入力するのは、最低の3つ Omega, Speedmaster , 3510.50 だけ。この程度の英語ならまず苦になる人はいないだろう。


とりあえず、ベータ版で現在提供しているので、使って頂きぜひレビューをいただきたい。


2016年7月11日月曜日

仕事とは何か?

当社の応接室に貼ってあるのですが、今日から、1つ加わりました。
当社(デジタルスタジオ)が掲げる「仕事とは何か」です。
全従業員、並びに外部コンサルタントも含めて理解をお願いしたいと思います。




1つ目に書いたのですが、2つ3つのことを合理的にやるよりも、たった1つのことだけを上手にやるバカであること。逆に言えばバカは1つしか上手にできない。しかし、1つのことすら上手にできない人は多い。

事務作業などの単純作業を嫌う人は多いが、単純作業を極められない人は、2つ3つのことをマルチにやりたがるが、結局たいした成果をあげられない。

コピー&ペーストや、データ入力は、デスクトップワークの中でも単純作業になるが、単純作業を極めるとそこから初めて合理化・効率化が見えてくる。
単純作業ほど頑張ろう!







2016年6月20日月曜日

今後も人材開発会社を目指す

従業員の皆さまへ


先日、Discovery Japanモールをリリースした。
Live Commerce をリリースした時からの念願だった総合モール事業がやっと形になり、これからはLive CommerceというASPの顔から、自ら越境ECの最前線へ立ち、日本の商品の自ら売る側の企業として会社の事業デザインを少しづつではあるが変えていくつもりだ。

Live CommerceとDiscovery Japanはある意味では1つだ。
Discovery Japanができたことで、Live Commerceを使う意味が2通りになっている。

1つ目は、自社ブランドサイト(本店サイト)として使う自社ECサイトとしてのLive Commerceである。これは今やっている事業そのもの。

2つ目は、eBayやDiscovery Japanへの出店を行うためのAmazonでいうセラーセントラル的な使い方である。要は海外販売をするためのセンターコンソール的な役割である。メーカーとしてはまず商品をLive Commerceに登録し、そのあとでどこに出店するかを決める的なやり方。自社サイト、eBay、Discovery Japanの3つの選択肢が増えたので、自社ブランドサイトだけを使うだけではなく、海外ネット通販の総合プラットフォーム的な使い方である。

私がこうしたやりたいと思っていた事業ができたのも、従業員が私の負担を担ってくれて新しい事業をやらせてくれる時間を作ってくれたおかげだと思う。本当に感謝している。

みんなも知っている通り、この数ケ月で外部コンサルタントが2名になっている。
外部といっても、業務支援にとどまらず内部実行している部分もあるので、Discovery Japanをこれから拡大させる彼らが大きな原動力になるはず。

今後も人材開発会社を目指す

この動画をなんどもみんなには見ていただいたと思う。うちの会社は人材開発会社を目指す。
入社当初は海外ネット通販というと、英語ができないといけないとか、ITのスキルが必須とか、、いろいろ不安はあるかもしれないが、1年~2年もすれば超優秀な海外ネット通販の担当者になれるのだ。

今いる全従業員でそもそも海外ネット通販や輸出業務にかかわっていた人は全くいないにもかかわらず、今では顧客をリードするサポートができるようになっているのは、事業を通じて技術を徹底的に学ぶ企業文化が出来上がってきているのだと思う。




2016年6月7日火曜日

海外向け通販モール Discovery Japan



6月16日に念願であるLive Commerce契約者の商品を集めたDiscovery Japanモールを開店する。まさに私がLive Commerceで事業を作り始めてからこの形にもって行くまで約8年ほどかかったが、ようやく理想の形となった。企業理念でもある日本を世界に伝えるという理念を更に一歩前進できたのではないかと思う。

海外展開の時代に突入
8年前はまだ越境ECという言葉すら検索キーワードとしてはなかった。また海外向けにネット通販をやること自体も時期尚早だった感はあったが、2014年、2015年と国内課題として人口減少、少子高齢化、生産年齢人口の減少などがメディアでも報道されたかいもあってか、2015年から一気に海外向けに事業を仕掛ける企業は増えた。TPP参入はISDS条項など、最終的な契約書に課題は残るが、TPPは良くも悪くも海外に積極的に日本の商品を売り込むチャンスと捉えることもできなくない。一方で外国製品、特にアメリカのサービスや製品は当然日本市場に食い込んでくることにはなるが。

Discovery Japanは試験運転
Discovery Japanは海外向けのECサイトでり、このブログを読んでいる日本人が直接購入できるサイトではない。そのためこのブログにはリンクを貼っていない。日本語ブログからリンクを貼ると、Googleが日本語サイトとして認識してしまうケースを避けるためだ。

9月末まで試験運転で、その間は店舗に注文が実際に入っても売上ロイヤリティーなどは一切チャージされない。もちろん9月以降に新規申込をしてもらっても、最初の3ヶ月はロイヤリティーフリーなので安心していただきたい。

9月末まで約3ヶ月ということで、この間は店舗とシステム連携のさまざまな動作チェックを兼ねた形で運用を行う予定だ。ド派手なプロモーションは行わないが、それでもSNSやアフィリエイトをはじめとする各国メディアに積極的に広告は仕掛けていく。

クラウドワーカー
今回、各国にフィリピン、韓国、マレーシア、米国、中国にクラウドワーカーとしてオンライン上でマーケティング活動をしてもらうフリーランサーを雇用し、初めてとなるが全員がオンライン上だけでコミュニケーションを完結させ、オンライン上だけで仕事を進めていくというスタイルとしたのだが、これが意外にも上手くいっている。
日本だとまだ同じオフィスでプロジェクトを推進していくという風潮がまだあるが、海外のワーカー達、特にフリーランサーは在宅での仕事をマルチにこなしていくことに慣れているのだろう。






2016年5月6日金曜日

今日は1人で出社

5月6日は世間では平日なのだが、当社は休みだ。
当社は3日から8日まで約1週間のGWだが、6日の今日は自宅で特にやることもなかったので1人オフィスで仕事をした。

起業当初は土日関係なく、よく仕事してたなーってチョット思い出しつつも、誰もいないオフィスで1人で仕事もまあ、悪くもない。今日は今後のLive Commerceの重要な機能強化として定期購入システムの仕様や改修ポイントをまとめた。

1日中、好きな音楽を聞きながら、コーヒーを飲んで誰もいないシーンとしたオフィスで仕事もいいね。

書評 : 最高のリーダーは何もしない―――内向型人間が最強のチームをつくる!

最高のリーダーは何もしない 内向型人間が最強のチームをつくる!

読みました。
時代とともにリーダー像は変わるものだと。自分にとってどんなリーダーが理想かなんて人それぞれで、過去の偉人のリーダーを真似てもその人にはなれない。
結局、自分の生い立ちや受けた教育、今まで合った影響を受けた人、、、に基づいて自分はリーダーとしての人格が出来上がるのだと思う。

最高のリーダーは何もしない、、 というタイトルの付け方がそもそも 超多忙=中小企業のリーダー という現実を逆手に取ったタイトルにすることで中小企業経営者に反応して欲しいというを思ってつけた気がしてならない。

2016年4月26日火曜日

年齢に見合った仕事

従業員のみなさま

昨日は突然でしたが、人生40年近くいくるといろいろあります。
でも、一緒に仕事ができてとても嬉しいです。

子育てと同じくらい、会社でのトレーニングも面白いと感じます。
年齢に見合った仕事をしよっと!

2016年4月20日水曜日

越境ECモール Discovery JapanとハイブリッドEコマース


過去を振り返ってみると、起業してから現在に至るまで、基本的にはクライアントからの依頼を受けてシステムを開発するという受け身の立場だった。Live Commerceを開発したのも、ある意味でクライアント単位でバラバラになっていたECサイトの機能を平準化して、結果としてASPとして提供したものに過ぎない(かもしれない)。

そして、Live Commerceを2008年にリリース以来の新しいサービスをリリースした。
Live Commerceの利用者を対象にした越境ECモールDiscovery Japan だ。

この事業は楽天やZOZO TOWNと全く同じショッピングモール事業である。
自社では在庫を持たず、モールで売れた時に出店者にドロップシッピングで商品を直送してもらう仕組みだ。当社としてはモールへの集客性が新規出店者にとっての判断材料になる。

正直、モール事業を行うことにためらいがあった。
モール事業は見方によっては、クライアントが行っている小売事業とおもいっきりかぶる。Google AdWordsでリスティング広告をしたり、メルマガを発行したり、、モールへ集客させるためには、クライアントがやっている仕事を私たちもモール事業者である以上はやらなければならない。

今までは、システムインテグレーターとしての役割が強く、システムを提供して、ある意味でそこで我々のビジネスとしての役割は終わりだった。もちろん、必要があれば支援はしてきた。例えば、システムを上手に活用するためのコンサルティングやアクセス解析といったテクニック的な事でクライアントに部分的に携わることはあっても、オンラインビジネスそのものを実行まですることまでは、過去にそれほど事例はない。

しかし、モール事業を今後推進していくにあたっては、越境ECという「日本→世界」というショッピングチャンネルを独自に開拓していく必要がある。

今までのシステムインテグレーター的な立ち位置とは別に、東南アジアや中国、アメリカで有名大手ショッピングモールに行く消費者のなかでも、特に日本に興味関心の強いユーザーにプッシュしていく必要がある。まさに当社は海の外にいる潜在ユーザーに対して、日本という高品質で世界でも高級品を扱う日本商品をプロモーションし、顧客を創造していく立場になった。

現存するショッピングモールでは売っていない日本独自で特に職人が作った在庫限定商品を集め、モールとしての付加価値を付け、マーケットでの日本商品が唯一あるポジションシートを確保することが大きな戦略となるだろう。

越境EC Discovery JapanはハイブリッドEコマースである


現在、日本のEコマースプラットフォームは、


  1. モールに出店(Amazonや楽天、Yahooショッピング)
  2. 独自ドメインで自社サイト
である。多くの企業はどちらか片方ではなく、モールと自社サイトの両方を立ち上げている。
モールはモールで独自にサイトを作り、自社サイトは当社のようなASPを使うケースもあれば、パッケージソフトを購入して自社サーバにインストールして運用するなど、自社サイトの立上げは自由度が高い。

件名にもある、ハイブリッドEコマースとは、私が勝手に作った造語であるが、車でいうプリウスに代表されるガソリンと電気によるハイブリッドエンジンと同じ意味である。

越境ECモール Discovery Japan へは独自ドメインで自社サイトが作れる「Live Commerce」を使う。Live Commerceに登録した商品がそのままDiscovery Japanへ掲載することができるので、モールと自社サイトの両方を同時並行して立ち上げが可能である。

ハイブリッドだから何だ? と思われてしまうかもしれないが、1つの労力で2つのEコマースプラットフォームに同時に出品できるのはありがたいと思う。




2016年2月6日土曜日

ネットビジネスの優位性について

少額の資金で始めることができるネットビジネス。
人モノ金と従来は言われてきたが、最近は人データ機械である。

特にネットビジネスでは
以下の3点を抑えるまでの資金が続けば、勝ち組になる可能性は高い。


1、プラットフォーマー

2、多地域へ水平展開が可能

3、データを集める仕組み








2016年1月26日火曜日

技術力を上げる方法について

従業員のみなさま


仕事で技術力を上げたい時があると思います。
技術力を上げるには基礎となる「型」を徹底的に守ることです。

算数のように公式を習得するすれば、似た問題なら普通は解けます。
解き方のパターンを公式に当てはめて他の問題もその解法を真似ればいいのです。


公式がないと難しいですよね。何が言いたいかというと、芸術は真似できませんが、技術は真似できるということです。技術は分解すると1つ1つの小さなテクニックがあってその1つ1つのテクニックは「型」のようなものなので、簡単に真似することができますよね。型を守ることは、個性を作り出し、あなたの技術力を上げることに直結します。


たとえば、有名人歌手の歌い方や演奏の仕方を素人は真似しますが、誰一人として同じ有名人そっくりにはなりませんよね。どんなに真似しても当人の個性は消えないということです。周りのやっている人の型を見て、徹底的に真似しましょう。


今年は何を本腰入れてやろうか

先週末に行われたヤマトフィナンシャル主催の越境ECセミナーですが、満席にて開催ができ、参加者様の意識も大変高く、有意義なセミナーとなりました。
当社の次回のセミナーは2月19日・東京渋谷となります。次回のセミナーでも当日限定の特別プランを提供する予定です。

さて、1月も月末となり、年末年始の気分からは一転して、一気にビジネスモードになってきた感があります。1月というのは1月半ばを過ぎるまでは当社もあまり忙しくありません。年末の残務処理をしつつ、、という感じなのですが、1月の後半になると、来たかの如く一気にビジネスモードになってきますよね。

年末から2016年はどうしようか、、悩んでいました。

実は、今年の目標がなかなか決まらなかった背景に、2015年の1年を通じて、企業理念でもある世界に日本を伝えるという理念をこの5年ぐらいの仕事の成果もあってかEコマースという製品を通じて作りきった感があり、今年も同じことをやるのか、、という自問自答をしていました。もちろん、何をもって完成という区切りはありませんが、現在のLive Commerceでは海外向けに日本の商品を販売するということは現実のものとなりました。実際、当社の製品を通じて事業を拡大させているショップも存在することから、世界に日本を伝えるという理念に対しては、Eコマースコマースというアプローチで達成出来ているように感じるのです。

そこで今年は何を本腰入れてやろうか迷っていたのです。
Live Commerceをもっと強化する方向性に振るのか、それとも利用者を束ねて送客をもっと強化する方向に振るのか、どちらも超重要です。

ここは鷹の目で事業全体の見るタイミングなのかもしれません。
細かい機能については個別対応をし、今後はもっと多くの成功者をLive Commerceという製品を通じて提供したい、そのためには利用者の売上が全てです。となると、売上を更にあげるためにはウェブサイトへの送客を全てだと思っています。つまり送客に関して、当社なりの技術的解決アプローチというのが今年の課題というか目標になりそうです。昨年リリースしたDiscovery Japanは送客の課題を解決するために立ち上げたウェブサイトなのですが、今年はLive CommerceかDiscovery Japanかどちらに自分のエネルギーを最大限振るのか微妙でした。

現時点でどちらにするということは明言できませんが、Discovery Japanへのトラフィックが急増すれば、Live Commerceの利用者は売上に直結しますから忙しくなるということです。