2014年10月23日木曜日

ECサイト構築業はこの先なくなるんじゃないか

最近、つくづく感じることがある。
ECサイト構築業界にある会社って、もうこの先衰退しか待っていないんじゃないかって。


ECサイトを構築しても、クライアントからすれば、その納品をもってスタート台に立つわけで、それだと、先に金払って、使い始めたら思ったより全然集客できない、で終わり、、、。


みたいな案件って別に根拠があるわけじゃないんだけど、かなりあると思う。


仕様が違うとか、これ以上カスタマイズに費用払えないとか、、、自戒の意味も含めていっているんだけど、そんなんでクライアントと喧嘩別れしてしまうケースは多いように思う。



でも、喧嘩別れみないたことをせずとも、受注者と発注者のどちらかが不満タラタラで収束するプロジェクトなんてそこらじゅうにあるはずだ。


EC CUBE とか Magent とか オープンソース系のECで食っている人って、作って運用助けて、足りない機能はカスタマイズで対応して、、、というのが何ぼの商売だけど、このモデルは誰が一番ハッピーかといえば、開発会社とその周辺ビジネス(決済・物流・マーケティグ)の会社。

開発会社はぶっちゃけ、作って終わり。
あとは、納品したら「頑張ってください」的なポジションなので、結局クライアントのマーケティングリテラシーとか、そういうのが飛びぬけて高くないと、大半の中小企業はそこから本当に必要になるカスタマイズ費用とか、広告費用を売上がゼロの状態から捻出せねばならず、そういう負の環境から黒字転換できるかといえば、難しいわけです。



なので構築費用をとってビジネスする会社は、本当の意味で顧客をハッピーにできていない。
全部とはいわないが、構築費用を取っているというのは、構築業がビジネスでそのECサイトが売れるかどうかはどうでもいい話だ。これはかなり角のとがった言い方をしているが、
どの制作会社も「どうでもいい」とは思っていないものの、本当に売れる商品なら制作会社が自分たちで運営したほうがいいに決まっている。


で、こうしたビジネスモデルがだんだん変化してきていると思う。

先日上場したEC系の会社あるんだけど、これ簡単に言うと、

システムとマーケティングに絶対の自信があります。ECは当社で作ります。売れたら商品だけ送ってください。



久しぶりに聞いたかもしれないけど、「ドロップシッピング」ですわ。
ドロップシッピングは、メーカー直送型のECサイトの運用モデルで、販売者と配送者が別々で、お互いが最も得意なところでEコマースやるわけです。


これ、つくづく感じるんだけど、EC市場でネットショップが乱立して価格競争が起こった今日では、最強のビジネスモデルってことですよね。


ECをそもそも発注したクライアントとすれば、商品企画と商品製造や、在庫と配送体制だけちゃんとやればいいわけです。 究極ですよ。売れる奴が売って、在庫ある会社が配送する。一番理想の形。

これが表舞台ではまだECサイト作ります的な会社が大半。
市場は作ってお金もらうビジネスがまだ成り立っているけど、当社みたいに、マーケも解析もシステムも制作もできる会社が今後でてくると、いちいちクライアントのEC作って○○万とか、、、こういうビジネスは胡散臭くなるんじゃないかと。


自分たちで運用したEコマースのノウハウをネクストエンジンという形のプロダクトにしている例は、クライアントからの信頼が最も高い例だと思う。




2014年10月20日月曜日

みんなへ

従業員のみんなへ

10年以上会社が存続する確率というのは5%以下です。

その5%は何をやっているかというと、既存のビジネスのやり方に甘んずることなく、常に業務を改善し、
新しいことに取り組んでいる会社です。まさにこうした新しい取り組みや既存ビジネスを根本から否定するようなことに取り組んでいる会社のことです。


新しいことにチャレンジしたり、負荷のかかる業務をすれば、あちこちで不具合や業務の非効率さなどが浮き彫りになると思っています。

しかし、「こうすれば解決」という魔法の薬はありません。


みんなが、1つ1つの問題に真摯に向き合い、改善し、ユーザーの満足度を高める、それが唯一の手段です。


新しい手法でビジネスを再スタートすれば、あらゆる業務に負荷がかかりるのは大体想像できます。


もちろん、そうならないために、今以上に体制をしっかりしてから
やるのは当然です。ですので、今すぐにやるということではなく、これは来年早々ぐらいから計画的に考えています。

でも、現実にはあらゆる問題が起こり、それをまた1つ1つ解決してくことでビジネスは成長するのです。

つまり、何が言いたいかというと、どんなに準備しても想定外のことは起こるし、仕事にもストレスや負荷がかかるということです。

それでも、全員が「一体となり同じ方向」を向いていれば、そうした1つ1つの問題は必ず解決すると思っています。


ここで、とても大事なことがあります。


人は、常に楽な方法で事を済ませようとします。

この考え方はある意味正しいです。

楽に仕事ができるように、常に楽になる方法を考える習慣がつくいう意味です。
常にどうすれば、、、? と考える癖が業務改善に大変効果があるからです。

しかし、本当に仕事が楽になったら、会社は間違いなく倒産します。

楽になって勢いをなくした会社は衰退しているからです。
勢いがあるかどうかを顧客は常に監視しています。顧客は常に当社はこの先成長するのか、どうなのかかなり
見ています。


常に楽になりたい、左手団扇で、、、
机にすわって、ちょっとパソコンをやっていれば、、、、


こういう風に考えている社長や従業員がいる会社は間違いなく10年後の生存率は0%です。
実際、皆さんの周りの知り合いや、友人を見回してください。


10年後の生存率が5%ということ事実がわかれば、世の中の95%の人は、

「常に楽になりたい、左手団扇で、、、」

と考えているのです。でもそんな方法なんてどこにもありません。


10年後も生き残り、会社が永続して繁栄し続ける唯一の手段は
「仕事をやる」こと以外にないと思っています。

人は仕事を通じて成長します。
人は仕事を通じて愛を感じます。
人は仕事を通じてコミュニケーションの大切さを学習します。
人は仕事を通じて仲間の友情や大切さを感じます。

今、ざっと思いついたことをメールでばーーーと書いたので、ちょっとまとまってないかもしれないので、
金曜日にまた話しますが、なんとなく言いたいことが伝わればと思いました。


とにかく、デジタルスタジオで働いている全従業員のことが好きですし、
僕たちは、この5%の会社になるんだ!という意識が僕は人一倍強いということです。

ほかの人やほかの会社からなんていわれようが、この同じ職場で働いている一体感をずーっと続けていきたいと思っています。

毎日、忙しいけど、いろいろやっていただいて
ありがとうございます。大変感謝しています。

もう一度、この動画を見てください。
こんな会社に絶対にしようと思います。

2014年10月19日日曜日

タイプミスが少なくて、ブラインドタッチができるキーボード

何年かに1回は買い替えるキーボードで、当たりとハズレがある。
当たりのキーボードはタイプミスも少なく、ブラインドタッチができるキーボードだ。

で、そんなキーボードを買ってしまった!
マイクロソフト [人間工学] ワイヤレス キーボード Sculpt Comfort Keyboard V4S-00022 ですが、今まで買ったキーボードの中では最高でした。打刻音は静かです。




手のひらを置くところから、キーボードまでの距離と角度が絶妙でほとんど手を動かすことなくブラインドタッチができる点が素晴らしい。

2014年10月18日土曜日

自社パッケージを持つ企業として考えること


IT・情報サービス業の60%はソフトウェアの受託開発で、ITパッケージ(ASP/SAAS)の売上は全体の2.9%しかない。

リンク先のPDFの3ページ目を参照


日々IT企業から○○ツールとか○○クラウドというニュースが飛び交っているが、実態としてはツールで生計できてる企業はほとんどないというのが推測の範囲。

ITパッケージ(ASP/SAAS)は全体として2.9%の売上規模しかないので、ツールを販売ツールとして、受託開発で実際には重要な売上を稼いでいるというが実態であると思う。


当社も元々は受託開発で始めて今に至っている。
今日は、受託から今のビジネスに転換したことについて書いてみようと思う。

2014年10月17日金曜日

来週、展示会へ出展します

来週の21日と22日に東京ビックサイトで通販・EC向けの展示会がある。

当社としては初めての展示会になる。といっても大きなブースでの出展ではなく、一コマの小さなブースではあるが、是非来てもらいたい。
その理由は2つある。

1つ目は、当社はソフトウェアをブラウザを通じて使ってもらうGoogleと同じクラウド型のビジネスを提供している。手にとったり匂いを嗅いだり、温度感を感じる事ができない。

ソフトウェアはあくまでも使ってなんぼのビジネスなので、使ってもらうまでは商品カタログや担当者のトークでしか商品の価値を感じる事はできない。

展示会に来てもらえれば、それを生身の人間が直接説明したり、私がデモをプレゼンしたり、商品そのものを生で感じる事ができるという点。

2つ目は、商品ではなく、その商品を作った会社がどのような人物でどのような考え方や容姿、話し方、雰囲気なのかを感じる事ができる点。ソフトウェアを短期的なものでなく、事業の本質的なものとして長期にわたり使う事を考えると、ソフトウェアの機能とは別に、その会社は安心して取引できるのかどうか、、ちゃんとした会社なのかどうか、、そうした事を気にする人もいなくはないと思う。それはあなたの目で実際に確認してもらいたい。

当日は私もLive Commerce ブースの前に笑顔でいるので、「板橋さん」と声をお気軽に変えてもらえれば、、と思います。

てっきり交流会には参加しなくなってしまった

この1−2年は交流会への参加や新規事業をてっきりやらなくなってしまった。

20代半ばの頃はよく異業種交流会や、自分のビジネスと結びつきそうな交流会に参加した。が、そこに参加している人は僕が求めている人はいなかった。ビジネスで成功している人なんて先ず99%参加してないと思う。(実際には有料の交流会とかで参加している事は後から分かった)

交流会は一定のパターンがあって、士業がやたら多い。起業家と経営者を狙って税理士、社会保険労務士、生命保険、、、、彼らは交流会で起業家にアプローチするのだ。特に商工会議所の交流会はこのパターンがほとんど。

先に断っておくが、交流会でも有料で高額なものは話は別だと思う。
私が過去に行ったのは全部無料の交流会だったので、そこからビジネスに発展したケースはない。

それから、交流会に参加するのは、仕事がない人。
仕事を下さい、、、的な人だ。
自分の会社をプレゼンするというよりは、かなり下請け的なイメージが強い。
なので、仕事を下さい、、的な人と付き合っても下請け体質が強く、これもあまり組みたくない相手だ。

そして交流会への参加をそれからというもの、てっきり参加しなくなってしまった。
でも、ビジネスは成長した。

本当の顧客は検索エンジン経由で訪問した人や、このブログを読んだ人であった。
ちなみに、当社は交流会経由での紹介や人脈による紹介で仕事をまず受けていない。

当社の新規顧客は、本当に新規でお互いに面識も全くない。これが現在の新規顧客と当社の関係で、お互い面識がないのでお互いの事を知る為に、メールマガジンやこのブログを読んでもらい、質問をその過程でいただき、当社との信頼関係を構築し、その上で商品を買ってもらっている。

未だに人脈による紹介が一番、、なんて言っている人がいるが、人脈営業をやめて、紹介も受けない、、、このやり方にしたら、ビジネスは成長した。

人脈を断り、PPC広告1本に絞り込んだら、本当に必要な顧客が集まり、顧客の質が変わった。なので、交流会はビジネス目的ではなく、やはり情報収集にとどめておくべきなのかな。




ちょっとだけホームページをリニューアル

会社のホームページなのですが、今日サービスのページを整理しリニューアルしました。

当社はプロダクトとして、Live Commerce と esupport と cPanel を販売していています。いわゆるITツールという部類です。

リニューアルしたページは、プロダクトではなくサービスの方で、今まで何となくで依頼があったら提供していたみたいな感じだったのですが、現在Google AdWordsの有資格者も3名になり、実際にサービスとしてもお客様の案件を受けているので、
サービスのページを整理しました。


サービスは2つあります。
  1. マーケティング業務
    Google AdWords 広告の管理やウェブサイトの解析業務
  2. システム開発
    オフショア開発
どちらも100%自社運用です。オフショア開発はベトナムだのミャンマーだの、いろいろな国がこの数年でとりあげられましたが、私も実際いろいろな国のエンジニアを使ってきました。で色々使ったあげく、スキルが高くて技術の底辺がしっかりしているのは中国・大連でした。やっぱり大連のエンジニアはずば抜けてスキルが高いです。

オフショアで失敗したとか、成果がなかなか出ないとか言っている中小企業の社長はたぶん開発費をケチったのだと思う。

大連は未だに多くの日系企業と、日本語を話せる中国人がむちゃくちゃ多いし、大連理工大学などでソフトウェア開発の技術を学んだ優秀な人材が本当に豊富にいるので、システム開発にはやはりはずせなですね。

ちょっと話がそれましたが、当社はサービスとしてもマーケティグ周りのことと、開発全般やっているので、お困りの際はお声がけ下さい〜!

2014年10月10日金曜日

ウェブ解析サービスとは?

Google Analytics を使っている人は多いと思う。

じゃあ、解析してウェブサイトを改善しているか?

と聞けば、1%も改善しているという答えは実際ない。
Google Analyticsを口をあけて、ボーーーと見ていても何も変化はおこせない。
最終的にはデータに基づいてウェブサイトなりビジネスの上流工程を改善して始めて成果につながる。


ウェブ解析 とは 名前の通りウェブサイトを改善することなのだが、これを専門で行う民間資格でウェブ解析士というのがある。当社でもウェブ解析士を取得したのだが、なぜウェブ解析士が必要なのか、なぜウェブ解析士による解析が有益なのか説明しよう。


ウェブ解析サービスとは?


早い話、税理士のようなものです。

営利活動を行えば、貸借対照表(BS)と損益計算書(PL)が統一されたフォーマットで残りますよね。

さすがに自分で作っている人は少数だと思いますが、大半の人は税理士に依頼して、綺麗なフォーマットにしてもらっていると思います。


BSとPLがあるおかげで、売上を出すためにかかった経費が明確に分かります。それにより、今後どういった戦略を考えるべきか分かりますし、第3者がレビューすることも可能になるわけです。


ウェブ解析サービスはこれと同じです。
税理士が解析士になっただけのことです。


ウェブサイトに誰かがアクセスするれば、ログが残ります。
そのログをベースに1件の売上を出すためにかかった経費が分かるのです。同時にそのログから成果が出ない原因もわかるということです。
最終的に、BSやPLのように定型フォーマット化し、ウェブサイトでの活動記録を把握できるわけです。


例えはウェブをリニューアルするにしても、新規立ち上げにしても、一時的に売上がドカンと上がってもそれが本当にリニューアルだからなのか、それとも他の原因なのか、データを見ないでデザインを改善したり、レイアウトを変えたりしても効果は出ませんよね?


だけど、そのデータの見方とか、データをどう分析し、どのように改善すべきかってことは、まだウェブでビジネスをするようになって10年そこそこなので、方法論みたいのは特に確立されていなくて、各事業者が独自のやり方でやっているわけです。


ウェブ解析士が税理士のようにデータを整理して把握するとこうなります。


  1. ウェブサイト上で発生したアクセス数や申し込み数を分析
  2. 1件の成約を獲得するためにかかった費用を明確に割り出す
  3. 1件の成約をするためにさらに何を改善すればいいのか、どこで離脱しているのかが分かる
  4. 改善する

これれがあなたが受けるメリットです。


なぜウェブ解析士でないとだめなのか?




こうした分析をするには、多くのウェブサイトの解析データを日々分析している人の方が有利です。
なぜなら同業他社や異業種のトラフィックデータを比較・検証できる立場にあるので、データの平均値を持っています。



イメージがわかないと思うのですが、
実際に受け取れるレポートを見てもらえれば分かります。
費用対効果と、どこを修正すればいいのか、文字とサイトの図
ついてきているので、ウェブデザイナーが見れば、すぐにわかるでしょう。




実際の受け取れるウェブ解析のレポート例
レポート概要



キーワード分析



統計データ


広告費用対効果



アドバイスレポート1



アドバイスレポート2

一度、ウェブ解析レポートを受け取れば、やり方が間違っていた、、、それに気づくだけでも十分な価値があるでしょう。他に自社サイトを複数運営してAnalyticsを設置はしたけど、これといった対策はしてない、、、


ならば、今日からブレイクスルーを起こしましょう。

続きはこちらで

2014年10月6日月曜日

ECサイトをリニューアルする時に考えべき2つの選択肢

ECサイトを新規で立ち上げる時代は既に淘汰され、大半の企業はリニューアルだ。


ざっくりいって、リニューアルには2つの目的がある。

1つ目は、既存のECサイトの駄目な点、デザイン周りや使いづらさ、システムが古くなり運用にあたりカスタマイズができなくなってしまった場合だ。これは既存のものを改善していくよりも、新しいシステムに切り替えた方が結果的に費用面で安く済むケースがある。結果、リニューアルとなる。大半の理由はこれだ。


2つ目は、既存のECサイトのリニューアルを検討している際に、従来のまま日本語だけのECサイトを継続するのか、それとも日本語と英語の多言語ECサイトとしてリニューアルするかだ。従来のリニューアルとはまったく別の視点。


背景にあるのは、東京オリンピックと観光立国への政策面がある。



2020年に外国人訪問者数を倍増(2000万人)、2030年には3000万人の訪問数を政府は計画してる。新興国のビザ規制緩和で今後、日本への旅行が確実に増える。特に距離的近いアジアがもっとも増えると予測されている。実際、2013年の訪問者数1000万人のうち、中国人だけで800万人だ。



今までは、お土産をネット通販で外国人向けに販売しているサイトはあった。
以前は特定の業種だけが訪日外国人に対してビジネスをしてきたわけだが、これからはネットで調べて、日本に旅行に来たときにホテルで受け取る、、、というような越境でオンラインカタログを提供し、受け取りと決済は日本に来たときにホテルで、、という外国人を対象にしたネット通販モデルができあがるだろう。
現実にそうしたサイトは既にでてきている。

Live Commerce を使う理由はここにある。
今まで日本語で提供していたECサイトに、英語、中国語を加えることができる。

これがどんな価値をこの先の10年で生み出すのか。