2023年12月12日火曜日

eBay セラー様専用の物流発注システムを開発しました

サービス紹介ページ
https://www.live-commerce.me/ebay.html

eBay セラーが物流のアウトソーシングができる仕組みを開発しました。
具体的には、eBay セラー管理画面から受注データをCSVでダウンロードして、そのファイルをそのまま当社の管理システムにインポートするだけで物流のアウトソーシングができるという仕組みです。

最短で

  1. eBay からCSVをダウンロード
  2. Live Commerceロジにインポート
  3. 確認画面で、発注内容・オプション内容を選択
  4. 発注
という最小4ステップで完結できるようにしてあります。
マニュアルも同時に公開しているので、参照ください。

このシステムの目的はズバリ、

eBayセラーの利益を最大化し、コストを最小化する

背景を説明します。

eBay のセラーの内、具体的な数字はもっていませんが、私が過去10年ぐらいで商談した感覚だと8割~9割は転売です。主にヤフオクやamazonで販売している商材を仕入れて売るか、無在庫で受注発注でeBayで売っている方です。

当社も商材を仕入れてeBayで販売を2018年から行っており、現在 Top Rated Seller の称号を維持しています。Top Rated Sellerになると、ユーザーへの信頼性がアップするだけでなく、検索結果の表示が増えたり、eBay手数料が若干軽減されたりと、eBayを商売の主戦場とするのであれば、やはり取得しておいた方が良いでしょう。

当社はeBayで年間億を超える売上を作っていますので、どうすれば Top Rated Seller の称号を維持することができるのか、どうすればeBayの売上を最大化できるのか、どうすればeBayのコストを最小化できるのかを、実務を行っている立場でもあるので、かなり知っています。

物流業界の論理は通用しない

当社は、元々は海外物流をアウトソーシングしていた立場でしたので、その時受けた印象はものすごい悪かったです。

一般に、海外物流をアウトソーシングしようと考えた時、物流会社の論理ですべてのサービスが提供されます。

例えば、eBay から物流をアウトソースしようとすると、eBayの受注データを物流会社の仕組に合わせる必要があります。

物流会社はシステム会社ではないので、1つでもシステムが異なると、eBayセラーとしては発注ができません。

どういうことかというと、eBayの受注データは eBay のシステムによって生成されたCSV形式のフォーマットになっています。

このフォーマットを物流会社に渡しても、物流会社はデータを受領することができません。彼らは独自のフォーマットを持っており、eBayセラーはeBayでダウンロードしたCSVファイルを加工する必要があります。

次に、加工したCSVファイルから、発注する物流キャリアを選択する必要があります。物流キャリアとはEMS・FedEx・DHLのことです。通常、どのキャリアが安いかどうかわからないはずなので、これを選ぶのもストレスです。そもそも、素人はどのキャリアが安いのかとか知るわけもありません。

そして、2023年時点では必須となっていますが、貨物に対してHSコードの指定を発注時にはしていただく必要があります。世界共通の輸出入品目分類番号です。世界税機構(WCO)によって定められており、このコードが分からないと輸入する側で商品の分類をする時間がかかり、お届けまでの時間が増えてしまいます。これも本来はeBayセラー側で行う必要があるのですが、これを指定するのもストレスです。

日本郵便のEMSでラベルを出荷する場合は、eBay の受注を突合せして、ラベルを取得するシステムが必要です。

ここで、大事なことがあります。

システム屋はシステム屋の論理でまた動いてしまう

実際に、eBayの受注データから出荷ラベルをある程度自動化して作ってくれるサービスもあります。しかし、彼らはシステム会社の論理でサービスを提供しています。

システム屋は

eBayの売上が最大化するためにどうすればいいか?
eBayの経費が最小化するためにどうすればいいか?

ということよりも、自分たちの利益を最大化するためにどうすればよいか?

という論理でサービスが提供されます。当然、利害関係は一致しません。なぜって、彼らはeBayなんて知ったこっちゃないからです。

システム屋は所定のフォーマットで届いたデータを処理し、サービスを提供するまでで、それがeBayのセラーにとって居心地が良いかどうかは関係ありません。長く使うほど、ベンダーロックされます。



まとめると、

1、eBayの発注フォーマットに対応していないので、eBay受注ファイルを加工する必要がある。

2、物流キャリアを選択する必要がある。

3、HSコードの指定が必要である。

上記3点のストレスをすべてゼロにしたのが、今回提供する eBayセラー専用の物流システムということになります。

1、eBayの受注から物流の発注ができる。

 eBayセラー専用の物流システムを利用すれば、eBay の受注管理画面からダウンロードしたファイルで当社に物流をそのまま発注することができます。マニュアルも公開しているのですぐにご利用可能です。

2、物流キャリアの選択

物流キャリアの選択をする必要はありません。(もちろん指定することもできます)
当社が最安値の物流キャリアを選択します。

例えば、釣竿のような長尺貨物であっても、最安値のキャリアで配送できます。
こちらのページで送料は確認できます。

3、HSコードの指定

出荷時に、当社にてHSコードを自動的に割り当てるシステムがあるため、セラー様で未入力であってもHSコードを割り当てることができます。これによって通関遅延が起きないように対策することができるということです。

この3つのメリットに加え、一番のポイントは送料でしょう。

最も貨物量の多い米国を例にしますと、日本郵便でEMSを利用し米国へ1.5Kgの貨物を配送すると、5,900円ですが、当社の料金は半額近くで送れます。当社までの国内送料を加味してご検討ください。

在庫の保管

在庫の保管も承っています。
保管費用については、WEBページで確認できます。
在庫の保管については、あらかじめ在庫一覧をデータとして登録する必要があります。
在庫データを登録しますと、eBayの物流発注時に在庫が引き当てられる仕様になっています。

Live Commerceロジの管理画面より、いつでも在庫数を確認することができます。