2015年10月17日土曜日

仕事はいかがですか?

従業員のみなさま

「仕事が楽しい!」 と自ら言う人はそうそういませんよね。

みなさんはいかがでしょうか。

私は日々急がしですが、20代の時に比べると、明らかに仕事をすることの楽しさは日々大きくなっているように感じています。毎日が皆さんと仕事ができて幸せです。

今日は、仕事が楽しくなってきた背景など書いてみようと思います。


20代のころは、がむしゃらに大手の下請けみたいな感じでした。日々来る仕事を拒まずに仕事を通じて技術を磨く、マナーを学ぶ、、、などビジネスとしてのスキルを学んでいた時間だと思います。いやな仕事もお金がなかったのでたくさん請け負いましたし、顧客と喧嘩もしました。ストレスがたまり、朝まで飲み、次の日から週末まで会社に行かない、、納品もしない、、みたいな生活が荒れていたこともあったりしました。
20数名いた社員は全員離脱し、会社には私1人とパート2名という状況に追い込まれました。

30代中盤以降は、Live Commerce という自分達が開発したソフトを多くの企業に使ってもらえるようになったので、受託体質から創造体質に明らかに変化を遂げたと感じています。

創造的なことをすると、それが受け入れられなかった時のリスクは大きいので、受託でやっている方が安心という面もありますが、独立しても結局大手の下請けになっているようでは、それは独立とは言えないですよね。

しかし、私はできる限り早い段階で自社商品を市場に出したかった夢がありました。
(結果は創業後6年間は受託暗黒の時代がありましたが。)

創造的なサービスを提供するとなると、自分たちである程度のシナリオは必要です。

5年後、10年後、自分たちで立ち上げたサービスはこうあるべきだ、、、という信念がないと自社サービスは続きません。そして創造的な仕事をするためには基礎となる現存する最高の技術を身につけていなければ、その先にある未来や、クリエイティブなことを考えることなどできません。

スポーツと同様で、小さい時から基礎を学んできたからこそ、大人になってその基礎を土台に新たな技や手法を生み出すのと同じ考えです。


この基礎となる技術力をベースに新なたモノやサービスを生み出すことが可能になるのです。

例えばインターネットでビジネスをするとなると、ビジネスだけのスキルではなく、ソフトウェアがどのように動作するのかを知っていないとウェブサービスなど生み出すことができません。

自分で知らなかったとしてもそれを補完できるパートナーがいれば別ですが、日本で市場に受け入れられているウェブサービスの創業者というのは、多くが自分でコードを最後まで書ききった人か、もしくはその存在がパートナーとして伴走できたかのどちらかではないかと思います。

そして、そうした技術と市場が求めているサービスの変換のうまさが、企業が社会の中に存在を許される理由だと思います。



ここからは従業員のみなさまへしっかりと呼んでいただきたいのですが、

自分たちのサービスをより多くの利用者へ届けるには、目先の仕事を効率化しようなんて考えても無駄です。

ここにも書いてありますが、効率というのは当社にとっては最下位の優先度であり、効率化よりも品質が第一優先になります。

お客様のビジネスを成長させ、お客様のビジネスの目的を当社サービスを通して達成に導くには、お客様のビジネスを考えるよりも、まずは最高の技術を身につけることです。あーだーこーだいうまえに、1に技術を身につけるために学習せよと言いたいです。

サービスにしても、顧客ケアにしても、商品化のプロセスやウェブマーケティングにしても、1つ1つの業務は職人的技術という言葉で表現可能であり、技術力のある会社しか世の中には残っていないからです。

技術基盤がなく、表層的に効率化や価格最適化、営業体制を作ったとしてもそれは中身のない経営で、そうした会社はコアとなる技術がないので、しょっちゅう商品を変えていますよね。そしてほっておいても潰れています。

私は、創業して12年目になりますが、このような技術がなく表面的にその場限りで商品を選択し、売り切る会社をたくさん見てきました。


私はそうしたやり方は一切しません。

遠回りのようで、実は最短距離で会社を成長させる基礎体力は、どこまでいってもまずは技術力を身につけることだからという信念を持っています。で、結果的にはその信念を貫いてきましたが、毎年営業利益も売上も成長しました。

技術を磨くことで、人間としても成長でき、社会に会社が評価されることで新たな自分を見つけることができる、、こうした循環に入ることで仕事はより楽しいと感じるのではないかと思います。




「お申し込みありがとうございました。あとはがんばってください」ではなく、「お申し込みありがとうございました。これからお客様のビジネスの成長のために一生懸命サポートさせていただきます。」というスタンスでなければなりません。


となると、ソフトウェアを開発するための技術力に加え、
海外市場で勝つための最新情報や、そこから落ちてくる具体的な実行にかかせないGoogle AdWordsやfacebook運用などのテクニックも1つの技術です。

近道はありませんが、こうした技術を学ぶという姿勢が当社全従業員のDNAとしてしみついていただければと思います。


技術を持っていれば、大半のお客様からのビジネス上の課題には答えられます。
技術を持っていれば、仕事全体の方向性を示すことができます。
技術を持っていれば、彼らが自ら自分で仕事をやるプロセスを教えることができます。

これはこう言い換えられます。

名教師は、大半の学生からの学習上の課題にはこたえられます。
名教師は、学習全体の方向性を示すことができます。
名教師は、学生自ら自分で勉強をやるプロセスを教えることができます。

つまり、技術を磨くことは名教師になることでもあるのです。
そして名教師を目指そうと思った瞬間から、あなたはリーダーになったのと同じだと思います。ぜひ日々の仕事を考えてみてください。






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